she became a devil...
配分がおかしくなってしまいました(^^ゞ すみません。
「くっ……くくくっ! あははははははっ!!」
ルイージャは狂ったように笑い始めた。
「そうよ、私が五芒星を作ったの。愚かな修道長、イザベラのためにね!」
五芒星。
五つの要素を並列的に図案化できる図形として、洋の東西を問わず使われてきた。世界中で魔術の記号とされ守護に用いることもあれば、『上下を逆向きにして悪魔の象徴になることもある』。
「私は彼女を本当の聖人だと思っていた。けれど違った。彼女は何者かに殺されていた。修道長を殺したのがアレッシア、あなただとは思わなかったけどね。……とにかく、私は絶望した」
イザベラは神でも天使でも聖人でもなかった。
「だから私は彼女を悪魔にしてあげようと思ったの。盗んだ蝋燭でデビルスターを描いてね」
「デビルスター?」
―――聞いたことのない単語だ。
すると、アーティが簡単な説明をしてくれた。
「五芒星は悪魔の象徴としてとらえる際、デビルスターと呼ばれることもあるんだよ」
「アレッシアがイザベラを殺した後、背中に傷を負わせたのは私。そうすれば、翼を折られた天使に見るでしょう?」
ルイージャは笑い続ける。
そうか。だからあの時、アレッシアは驚愕していたのだ。死体に、死者への冒涜とも言える傷が刻み込まれていたから―――。
「狂ってる!!」
僕は思わず叫んでしまった。ルイージャは笑うのを止めた。
「狂っていることの何が悪いと言うの」
その口調はきついものだった。けれど、僕は見逃さなかった。
彼女が哀しい笑顔を浮かべていたということに―――。




