67/75
ミッション・フェイズ2-7
ああもうこんな時間か。
あらましで語ったつもりだが、それでもそれなりの時間を要してしまった。
少女二人は……何れもふくざつな表情、つまり、と天森。
「私たちは、いえ、この世界では“無かった”事、ですよね」
「そうなるね」
「それをつぐ……公嗣さんは、一人で」
「いや」
? 怪訝な顔。
「既に、ここに、三人いるだろ? 」
あ。
“「神頼みならぬ神助での、現職留任」”
“「次はない、そう決意しても、このザマよ」”
“「現場を仕切る資正の調整力、文書係長の、実父、けっきょく傀儡、せいぜいお飾り、それが、私という人間、なのかしらね」”
自嘲に歪む、神々《こうごう》しさまでの、しかしどこか儚げでもある横顔。
そこに刻まれた世界管理者、神々から祝福を受け、尚の、故の、苦悩。




