MAD
では、潜水艦戦術とは。
「それは……」
「音、でしょ? 」
え。
天森も。
「相手の音を聞いて戦う、んだよね確か、思い出した! こう」
と洋子ちゃん、両手で両耳を抑えて曰く。
「ヘッドホンの音を聞いて、ミサイルはっしゃー! ヨウソローって! ハリソン・フォードがナチスの台風とかいうの乗っ取って、戦うの! レッド・オクトパス浮上せず、だっけ」
すごいぞ洋子ちゃん、色々混じってほとんど違うけど魂は、合ってるソウルフルだべいべ。
原作トム・クランシー、ショーンコネリー主演の「レッド・オクトーバーを追え!」って言いたかったんだよね、君のキモチは確かに受け取った、ノープロだ。
聴音探査と、他には。
今回は索敵に限って。
はい! と再びチャレンジ。
「センスイカンも鉄のカタマリでしょ? だったら、 こう」
何かをブラ下げるしぐさを示しながら。
「ヒコーキの上からおおきな磁石をつり下げて、で、揺れた方にセンスイカンが居るよ、波高し! 」
「ようちゃん、それはなんでも」
天森、呆れと苦笑半ばの表情で。
が。
半分、正解。
「やった! 」
「ええっ?! 」
ちょっと、秀一じゃなかった、櫻井さん! 。
なにかな。
「地球そのものが巨大な磁石じゃないですか、それなのに」
うん。
正にソレなんだ。
「ドレ? 」
「説明を求めます! 」
興味があったら各自詳細は調べて貰うとして、地球という巨大な磁石が発生させる磁場=地磁気の中を通る大きな金属の塊、つまり潜水艦が生み出す僅かな磁場の乱れを検出する、これがもう一つ。
ああっ! と天森。
磁場の乱れ! そっちか!。
うん、そっち。




