56/75
ミッション・フェイズ2-6
「RSN、失礼、“東京大停電”事件との遭遇を契機に、“魔法”へ興味を持った、と」
「はい、その通りです」
「どうぞ、続けて」
「はい、それから」
女子アナが読み上げるように自然に再開。
そして私は、情報を求めて、やみくもにネットサーフを続けているときに。
あれだけ大規模な、要するに莫大な予算を費やした早期警戒機構とやらがいざ、有事に際し何の役にも立たなかったとはどういう事か。
最高責任者である公嗣さんに対し、弾劾、更迭などという最悪処分こそ免れたものの、当局は事態を深刻に受け止めた。
『魔法』という脅威。
則ち、ウェンクエ事案に対し、本格的取り組みを遂に開始した、RSNの勃発こそが事態を動かした。
関係者が梅雨の暗夜、と云えば、本件を指しての事になる。




