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ミッション 8
面通しが要るかな、はい、全く無用の気遣いでした。
「天森 創さんに御学友の相澤 洋子さんね、初めまして、霞が関分室の九鬼 公嗣と申します、本庁へようこそ、秀一くんがお世話になります、今後宜しくお願いしますね」
華のような笑顔で、にっこり。
「天森です、こちらこそ宜しくお願いします」
「……よろしくです」
慌てて前に出、交互に頭を下げる二人越し、閃くような一瞥がこっちに。
《これでおk? 。》
《有難くあります。》
業務上アイコンタクト半ばの念話を交わす。
身内ながら肝が冷えるとはこの事か。
パねえな、公安。
そしてモクさんはというと、何時の間に、ケムリのように姿が、無い。




