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ミッション 7
「噂をすれば」
「あらお帰りなさい」
駐車場から引率すると、スーパーレア二人が門前で立ち話。
ここって、赤坂……。
直ぐとなりには延々と巡る城壁の如き堅固な藩屏。
「他言無用、約束して貰えますね? 」
降り立った背後でささやき合う二人に笑顔で念押し。
こくこく。
天森嬢と、混ぜっ返しも入れず洋子ちゃんもさすが神妙な表情に無言で承諾。
一人はいわずと知れたモクさん。
今一人は、キク行政上の最上位者。
ゼロ別室室長、九鬼公嗣さん。
某関西超有名歌劇団に居てもおかしくなさそうな、麗人淑女、そういう形容が一番しっくりくる、当人には絶対禁句らしいが。
そんな雲上人がこんな端役の自分を何故見知っているのは、とうぜん、残念ながら端役故のあり得ない特異点存在だから、です。
なんで“きみつぐ”なのかは、苗字からのお家事情らしいそうなのだろう勿論。




