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過去ログ 1-5


 えーまー何というか。

 みっともない情けない不甲斐ない。

 うん、大いに笑ってくれ給え読者諸賢。

 言い訳する気力もなくなる見事なモブっぷりだ、手も足も出ない、1オーディエンスですらない、都度気絶ではね。


 ひのふのえーと、4回目に目覚めたのは、白い、少し、くすんだ天井。

 隣を見ると空の病床。

 病床、とすでに言ってしまったが、まあ病室だろここ。

 ごていねいに右腕には点滴。

 だよねこれ、初体験だが。


 ナースコール……はないかな? それっぽいモノは見当たらない。

 半身を起こすと軽い眩暈を覚えたがそれくらい。

 改めて身具合を見ても、外傷も痛みも無い。

 さて、と正面とびら出入口に眼を遣ると間のいい事に打ち合わせた様なタイミングでスライドし、正にナースさんが顔を見せてくれた。


「あらお目覚めね、ちょっと待ってて」


 でまた閉じ、約束とおり5分も待たせずもう一人白衣の中年男性を連れて戻って来た、うんまあ当番医師だよね。

 で軽い問診とお定まりの聴診器で少し診察されて、大丈夫問題ない。


「えーと」

「ま、軽い貧血だね」

「??? 」


 はなしが見えない。

 えーと。


「覚えてない? 軽度の健忘かな」

 独り言のような医師のコメント。


 路上で倒れていたのを通行人が発見、緊急搬送されました。


 ……??? 。


 そういう、設定、なのか???? 。

 てっきりその、警察病院にでも収監されたのかと思い込んでたよ。


 病院はまあ、救急車ならここだろなという、自宅まで歩いて帰れなくはない距離の総合病院。

 なので、そのまま家までとぼとぼ辿って玄関をくぐり抜け、しかし。

 おかしい、何か騙されてる、気がする。


“そうだな”


 声、が告げた。


“ああ、悪くないぞ、小僧”


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