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第2話 ログ 1-2


 都内で4輪ですかあ? 。

 アホかとバカかと、ハイハイ皆まで云うなや。

 某年某日、某所で交渉している。


「いや、単車の方が」


 それは私の脚だと綾香様。


「荷物が積めんだろう? 」


 荷物? 何を、誰の。

 ああ。

 パシリ前提、了解。

 もちろん判ってます知ってた。

 そうです当然です私如きに異存があろう筈がございません神より尊き直属上官、マインマスター、外局げつぼね 綾香あやかさま! 。

 公安外局という組織で一部門の長、対異界課対ウェン担チーフオフィサという役職にあって、名乗りが外局とか気が効きすぎた偽名だ。

 あ、いま外道のお局(おつぼね)って魂が命じるままに読み下したやつ、我が身が惜しいなら想念に留めることだ、いいか、確かに警告したぞ、二度目は無い。


「だろう? 」


 本・件・終・了。


 その4輪も当然にして官給で、ガワこそス〇キの軽を装うファミリアでコモンなどこぞの軽だが民間車検に出したら秒で突き返されるシロモノ、防弾ガラスに複合積層装甲、このちょっとした戦闘車両《A・F・V》並みの車重をゼロヨン加速でらくらく振り回すモンスターエンジン。

 これにパンピー垂涎、完全リアルタイム路地込み最速経路誘導ナビなら、まあ都内を法定プラス10キロでしずしず移動しても業務は廻る。


『急げ』


 ナビモニタに短く督促。

 や、これ以上踏むと交通法規が、公職の身ですので。


『未管理反応検知、近い』


 床まで踏む。

 ウラ30キロ生活道、歩行者保護、そろそろ側方通過してた軽が豹変、爆音を発し加速するその脇をのんびりワンちゃん連れてた老婦人が愛犬を抱きかかえ、恐怖と驚きで飛び退いた、すんません。

 状況更新。

 今は人命掛かってるんで。


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