プロローグ
(とある日、魔法学校で)
「果物よ、凍れ、アイスクインテット!」
♪♪♪、カチカチカチカチーン
「完全冷凍、成功、ふぃー、なんとか、音源属性魔法はこんなもんかな、後は、迎撃魔法かぁ・・・苦手だな」
「何してんの、りねりちゃん」
「ん、あ、涼香ちゃん・・・迎撃魔法の練習」
「迎撃魔法かぁ、魔力コントール出来ないと、ね」
「私、音源属性魔法は得意なんだけど、迎撃魔法がー」
「まぁ、人によって得意、不得意あるから、・・・音源使えるなら音源迎撃魔法、試してみたら、猫のルアも居るみたいだし」
「・・ねぇ、ルア?」
「にゃー(なんにゃ?)」
「私も、使えるのかな、先輩が使っていた音源迎撃魔法、
マジックサークルオーケストラシンフォニー」
「どうかにゃ、あれは異例中の異例だったにゃ」
「でも、でも、私、音源使えるし」
「属性は、にゃ、迎撃はこれからにゃ、測定にいくにゃ」
「涼香ちゃんは、火印持っているんだよね」
「うん、私は日の国の長の娘、紅葉お姉ちゃんの妹だから」
「ははは・・・」
「測定室、使用するなら、オーディン教授に一言言っていった方がいいよ、なんか、最近、シュミレーターの調子が悪いって言っていたから」
「測定できないの?」
「いや、測定は出来るには出来るんだけど、異例最強の敵と戦う事になるって、初級でも起こりうるって」
「・・・・ルア、どうする?」
「ボクに聞くにゃ、オーディン教授の研究室にいくにゃ」
「じゃ、私行くね」
「うん、気を付けてね」
タッタッタ「ん、あ、ダーク隊長」
「涼香かぁ、りねりちゃんは?」
「音源系は属性は問題なし、ですが迎撃は難しいと」
「でも、何故それを」
「実はな、酒吞童子及び護衛部隊の精鋭達が、供物の黄金を発見し守護モンスター共の殲滅のも成功、黄金は持ち帰る、そこで、調査をお願いしたいんだよ」
「その顔、複数あるって顔だよ」
「うっ、涼香には隠せないかぁ供物の黄金の他にも、世界樹の根元にいる結晶神からユグクリスタルを貰い、最後に、レイドボス、オーディンの片割れ、レイドオーディンとの会談と戦闘だ」
「三つもあるじゃん、って言うか、最後のは、なんか違う気が」
「まぁ、最後は我々がやってもいいのだが、供物の黄金とユグクリスタルの受け取りには行ってほしい」
「それを、りねりちゃんに?」
「試練だよ、中級から上級魔法使いにあがる為の」
「試験じゃん」
「試練だ」
「護衛は?」
「当たり前につく、危ないからなぁ」