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案内役

っべー。別作品にかかりきりでこっちに手つけてねぇ


なんとかしたいけど今月中はストック放出するしかないな

「案内役は二人なのね」

「こういうときは災害に対応できる程度の戦力を一組にして動かすのが基本なので」 

「デルス近衛一人で対応できるじゃないですか…あ、いえ、何でもないです」


ドワルガ王国の西にある門、そこに4人の姿があった。

変わらない服装のルミナとミグア、そして近衛であるデルスとその部下であるディーエである。真面目顔が変わらないデルスが説明と、ふてくされているディーエが対照的だ。


何故この二人が選ばれたかは言葉通りだ。ドワルガ王国軍では危険な任務には必ず災害獣と戦える戦力をまず送る。情報を得るために最大クラスの戦力を投入するのだ。

そして情報を得て、討伐であれば他の近衛や高位軍人を集めて撃滅する。聞いた話ではキグンマイマイの時にデルスとジナガオが前線にいたらしいが、その理由はこれだ。


そしてそれほどの戦力を投入するということは王様もそれほどの問題が起きていると認識しているということだ。最悪、災害獣との戦いも視野に入れなければならないだろう。


「移動手段は?」

「徒歩です」

「馬鹿にしてるの?」


分かっていても反射的に言葉が出てしまう。簡潔に伝えるという情報伝達自体は好きだが、その内容がひどいものなら申し訳ない顔くらい出してほしい。


理由は分かる。あたし自身にそんなに人材も時間もかけたくないのだろう。災害がまかり通る世界なのだから、仮に何かが起きても最小限の被害に留めるというのは間違っていない選択だ。

それに……徒歩が一番早いのも事実だろうし。


「馬鹿になどしていません。私たちであれば徒歩の方が到着は早いです」

「……まぁ、そうよね」

「それに道中で災害獣が現れている場合、見張り等を立てる必要もなくすぐさま戦闘に入れる。これ以上の方法はありません」


確かに道理ではある。だがそれは一つだけ見落としている項目がある。


「どれだけの距離があると?。今日中に着かないと無理があるわよ?」


それは時間だ。即座に戦闘に入れるというのは全員が常に行動していることに他ならない。だが二日三日とかかるのなら心身ともに疲労が溜まり、戦うのも難しくなっていくだろう。

そもそもドワルガ王国でも馬車といった交通手段が作られた理由はそれだ。継続的な移動をできるだけ可能にすること…つまりは疲労軽減がメインなのだ。


「それなら問題ありません。半日もあれば到着しますよ」

「全力戦闘程ではないか……でも短距離移動速度並みなんだけど?」

「常に戦闘状態とはそういうことです」


常在戦場だったか、確かそんな心構えだったはずだ。まったりとした移動を期待していたこちらからすれば怒りたくもなるが、世話になっているドワーフだからか抵抗する気も起きない。

訓練自体は嫌いじゃないし、長時間の魔力操作の一環だと思えば苦でもないか。


「あたしはいいかな。で、そっちの……ディーエは首を横に振ってるけど?」


上司に振り回される部下というのがよく分かる構図だ。可哀そうな目を向けてあげることにした。


「デルス近衛、半日休みなしはきついので嫌です」

「最悪引きづるので大丈夫です」

「止めてくださいデルス近衛。それ死にます」

「高位軍人なら死にませんから大丈夫です」

「それじゃあ高位軍人止めて余所に行きます」

「私がさせるとでも?」

「許してください」


前言撤回。振り回されるどころかこれいじめだ。上司どころか単純な戦闘的な実力で行ってるところが質が悪い。


「話している時間が惜しいですね。早く向かいましょう」

「はぁ…まぁいいけど」


身体強化の魔力操作を行い、まるで高速で走っているかのような速度で歩き始める。

これはキグンマイマイの中で亜人たちとの旅で鍛えてた魔力操作の上位互換の技術だ。長時間の魔力操作であり運用方法だけれど、操作の意識を常に自分が意識する範囲におかないという技術だ。

無意識的にできるから負担も感じない程になる、という知らない人からすれば馬鹿げた技術であり、正規軍人にはできないものもいた。

というか入り立ての新兵には不可能な技術だ。


今ならあたしやミグアも使える。魔力操作では近衛に追いつけるかもってくらいの力量なのだから当然だ。



「あ、どこか途中で暴れても問題ないような場所ってない?」

「ルミナ、何する気?」


デルスが先頭になって歩を進め、その少し後ろを歩くディーエに問い掛ける。ミグアが茶々を入れてきたが、他の二人も知りたいことだから答えてあげることにする。


「丁度半分の位置にある。そこなら特に問題はない」

「ガイードをあたしが使ったらどうなるか知りたくてね」


ガイードを使ったことがあるのはルーナだけだ。その時の姿はあたしは見ておらず、ミグアはカッコいいとしか言わないし、他のドワーフは伝えることが難しいと言葉に出さなかった。

じゃああたしが装備したらどうなるのか?。魂の繋がり方からして違う形状になると分かってる。それを知りたかった。


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