二章設定 マイマイと災害獣キグンマイマイ
年内は外伝投稿以外は多分もう更新ないかな……ワンチャン設定出しがあと一回あるかも
マイマイ
魔物の一種。見た目はかたつむり。かたつむりの殻は何かというと別の生命体であり、寄生した生命体=宿主と共に成長するという生態をする。
最も小さい時はミジンコクラスの小ささであり、幼児に取り付くことも簡単である。後述するマイマイの特性上、魔力操作がおぼつかない幼児を持つ生命体が寄生のターゲットとなる。
最大では全長数十mまで成長する。だがこの状態にまで成長するとだいたい他の災害獣に殺されたり五大種族の討伐ターゲットになることが多い。
幼児に寄生したマイマイは寄生した宿主から魔力を奪って生存・成長する。そしてどれくらい魔力を奪えるのか?というのは宿主の魔力操作能力に依存する。
そうすると成長するにつれ魔力が奪えなくなるのでは?という疑問が発生するが、奪えなくなるまで成長できた時点でマイマイは宿主の魔力そのものを変質させている。無意識を操作し、マイマイへと魔力を供給するように魔力そのものを変えることで更なる成長を行う。
この段階で駆除できれば問題ないのだが、この段階で非常に厄介なのが寄生した時点で気づくことは困難極めるという点。
というのも見つけ出すには人の赤ん坊ほどの大きさと不可視のミジンコクラスの生物を体積比較して見つけ出す以外に方法がない。しかも寄生は脳だけにいるわけではないため、傾向特定すら不可能。
ここを検査したら死ぬかもしれないといった身体の器官すら確認せねばならない上、しかも幼児相手に行わなければならないという条件となる。検査方法に繊細さや安定性が必要であり、それらを成立させることができる魔術はかつて存在していなかった。
現在はドワーフが開発し、五大種族はその恩恵に預かっている。ただし人間だけはハブられており、独力で対抗せねばならない羽目になっている。
寄生された状態で少年少女になった宿主は身体操作・魔力操作能力が非常に高くなっていく。これは宿主がそれらを操作しているのではなく、マイマイが操作している。宿主と共に成長しているため、どの程度までなら身体や魔力を使えるのかを完全に把握しているため行えることである。
そして少年少女から青年になるが、このタイミングで同族喰らいを開始する。
冒険者なら意図的にパーティーを危険に晒したりすることで証拠隠滅をしやすくし、隠していたマイマイの完全な身体・魔力操作でパーティーを壊滅させ、その血肉を喰らう。
喰らった血肉は完全に宿主のモノになり、身体に圧縮されるように筋肉の密度が上昇したり魔力総量が増えたりする。
これを繰り返し、異様な速度で強くなっていく。宿主は自身がマイマイだとは認識しておらず、自分は成長がすごいやつだくらいの感覚でいる。
強さ的にどの程度になるのかというと、50人ほど喰らった宿主は高位冒険者クラス(ドラゴンと対等くらい)とも言われ、町の防衛戦力に数えられるほどになる。
そして何かの拍子で宿主がマイマイだと認識してしまった場合、マイマイは宿主を完全に乗っ取りその姿を現わす。
その姿はかたつむりであり、その殻に宿主たちを閉じ込めている。宿主たち、というのはそれまでに喰らった生命体もまるで生きているかのように閉じ込められているから。実際は宿主以外は死んでいる。
マイマイの姿にも成長段階「幼体」「成長体」「成体」があり、「幼体」が数m程の大きさ、「成長体」が十数m、「成体」が数十mクラスの大きさとなる。
だいたいの目安は1~100人喰らった:幼体、100~500人喰らった:成長体、500~人喰らった:成体。
マイマイの姿では寄生の対象を周囲の空間とすることで自身の存在を周囲と同一化するという技能を操る。そのため一度逃すと二度見つけるのは困難。五大種族が見つけたら殺せと言うのはこれが所以。
しかも一度マイマイの姿になっても宿主の姿に戻ることが可能。そのため一度見つかっても社会内部に巣くっていたなんてこともありえる。
さらに「成体」ともなると殻の内部の者たちが生きていてもよく、幻覚を見せることも可能となる。これによりマイマイは町の近くに隠れ、宿主などの殻の中で生きている人を操り町の人を拉致するという行為も行うようになる。
五大種族や社会生命体からの魔物としての評価は「見つけたら殺せ」。現代のゴキブリより遥かに悪質な魔物である。
災害獣キグンマイマイ
マイマイの頂点に君臨する災害獣であり、全長数十kmという巨体を持つ。災害獣でありながら、平野や盆地にいることが多い。
その特徴はマイマイの特性をそのままスケール巨大化させているというところ。
まず外から見つけることは基本的にできない。殻の中(=腹の中)で何かしら暴れている場合に限り揺らめくような魔力の揺れが発生するくらいであり、それも余程の感知能力がないと不可能。
次に寄生の範囲はその巨体に見合うものであり、平野や盆地を埋め尽くす程である。さらにはそれだけの範囲があるということは町そのものを殻の中に作ったとしても何の問題もない。
そして元の宿主がどれだけ強くなっているのかという点だが、殻の中では無限の魔力を使用可能としており、さらにはマイマイの姿となったことで元の姿がいくつあっても問題ないという使い方すら行う。
その結果、「大量が過ぎる災害を討伐可能な人物が完璧な連携を用いて襲ってくる」という戦術を扱うことになった。
さらにマイマイの元々の武器、魔力吸収能力も当然持っており、その速度は正規軍クラスなら一日と経たずに全て吸収されてしまうほど。
これらが組み合わさった結果、「魔力を途轍もない勢いで吸われる環境下で、災害を討伐できる人材数千人以上と同時に戦わされる、逃走不可の戦闘」という魔王でもやらないようなことをやることに。
それほどの力を有しておきながら、災害獣の中では「隠密」に特化している分類。一度見破られると再度隠れるまでに時間を要する。
宿主こそいるものの元の生物の姿に戻ることはその巨体から不可能になっている。代わりに周囲にマイマイがいた場合、呼び寄せて自らの殻に入れるというフェロモン的なものをまき散らしてせるようになった。
ミグアが殻の中にいたのはこのため。
奥の手として、身体の全てを捨て宿主に戻るという手段を持つ。しかしこの手段をとるとこれまで成長してきたすべてを無に帰すため行うことはまずあり得ない。仮に行うとすれば明確に消滅の危機が眼前に来た時くらいのもの。
この手段を行使した場合、キグンマイマイは一度姿を消し宿主の姿に戻る。が、宿主にもダメージが入っており、姿が保てないともなれば小さなマイマイの姿になるだけとなる。
ちなみに宿主は町長。町長の戦闘力は素のルーナクラスなのでガチ戦闘だとルミナが戦えるはずもない。
ついでにキグンマイマイは瑠美の欠片を持っておらず、ルミナの特攻は入らないこともあったためルミナとの相性は最悪。二章ではかなり善戦した方。
宿主 町長
キグンマイマイの宿主。
2mはないほどの長身、それにあった体躯を持つ。戦士という存在を極めたかのような肉体とそれに不釣り合いな艶めいた綺麗な顔、というまるで戦う男と綺麗な顔立ちの男を無理やり足したような姿をしている。
なぜこんな姿になっているのかはマイマイの生態から。同族喰らいを繰り返し、いいところだけを効率よく吸収していった結果そうなった。
だがキグンマイマイになる前の宿主は戦士のような身体はしておらず、綺麗な顔に合うような身体をしていた。キグンマイマイになったことで今の姿に変貌している。
分かりやすく言うと家みたいなプライベート空間、ホームグラウンドができたから素の姿を出してる。本来の外向けの身体は顔に合わせることで生命体を誘惑するような身体。もっとも二章時点では出ることはあり得ない形態だが。
戦闘能力は非常に高く、ルミナの中にいるルーナであれば対等程度には戦える。ミグアよりも強く、ドラゴンといった魔物どころか災害獣すら討伐できるほど。
マイマイが水のような身体をしているので水系の魔術が得意。キグンマイマイの殻の中であれば地形を変えるほどの一撃を出すことも可能であり、さらに無限の魔力があるのでそれが打ち放題。
キグンマイマイになる前は槍を得意としており、白兵戦時に使用する。実際のところあまり技術はないが、完璧な身体の操作という一点が技術を超一流まで押し上げている。
戦う際はキグンマイマイの殻の中で戦うため、槍を振り回して味方を切ったとしても切られた側は幻覚のようなものと認識してしまう。そのためどれだけ全力で戦っても問題ない。もっとも、身内が囚われているかもしれない侵入者側からしたらたまったものではないが。
宿主であるため、キグンマイマイからは大切に扱われている。最期にミグアに憑りつこうとした時はキグンマイマイの奥の手によってドワーフ軍の攻撃から避けようとさせられた。が、回避しきれずダメージを王。そしてミグアに憑りつこうとし宿主の姿になったが、ダメージが大き過ぎたためにマイマイの姿になっていた。
ミグアとは違い、特に深い過去はない。マイマイらしく生き、マイマイらしく死んでいった。
裏話
原案ではロリコンマイマイという名前の災害獣であり、狙うのは幼女だけだった。ルミナは魔物として子供だから狙われた、というのが元々の流れ。流石に名前がひどすぎということで男女どころか種族レベルで平等にしてあげた結果、想像以上の極悪使用に。
ふわっと考えてできたキャラクターだが、多分元ネタはデビルマンのジンメンだと思われる。
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