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#07

(……って、めっちゃ話ズレてるし! まぁ、これも伝えたかったからいいんだけど)


「えっと、話戻して、夕食調理係の話です!」

「めんどくさ……」


 話はここからだというのに、またもや千寿が不満そうに呟いた。四季もそれにちょっとカチンときてしまい、更に声を大きくした。


「めんどくさいじゃありません! 順番ももう決まってます! 名前順に、要君→康太さん→私→心也→千寿さん→智宏さん→菜乃花→ミル→蘭→玲央の順に一週間ずつで、日曜日に交代です。という訳で、明日から要君! 一週間お願いね」

「うんっ」


 力強い頷く要に、四季は「あ、あと」と要のもとへ駆け寄った。


「ミルに、英語で伝えてくれる?」


 こそっと言う。そんな必要ないと思うが、要は「了解っ」と返事してミルの近くに座った。それを見届けた四季は、再び口を開いた。


「ちなみに、食器洗いとお風呂掃除の係もあります。これを見てください」


 四季は、二枚の紙を掲げた。一枚には『食器洗い 四季→心也→千寿→智宏→菜乃花→ミリア→蘭→玲央→要→康太』、もう一枚には『お風呂掃除 菜乃花→ミリア→蘭→玲央→要→康太→四季→心也→千寿→智宏』と書かれていた。

 自慢気に掲げる四季に、心也は呟いた。


「……字、きたな」

「なっ……何ですと!?」


 聞き捨てならない! と言わんばかりの顔で、心也を睨む四季。そんなの気にせず、心也は楽しそうに「きたねぇきたねぇ。アホが」と笑った。


「アホは余計でしょ! べつにいいもんっ。私は読めるし」

「お前だけが読めても仕方ねぇだろ。字が綺麗な奴に書き直させろ」


「アイツとか」と、心也は菜乃花を顎で指した。


(なにこいつ、偉そうに……っ!)


 四季は不満を膨らませながらも、菜乃花のもとへ歩んだ。


「菜乃花、清書よろしくお願いします」

「あっ、うんっ」


 菜乃花は戸惑いながらも四季から三枚の紙を受け取った。四季は、悔しさを残しながらもとの場所に戻った。


「朝食と、休日祝日の昼食を作るのも夕食調理係です。洗濯は、個人で争いのないようお願いします!」


 四季は最後に「解散っ」と続け、その声で一斉に皆は自由な行動を取り始めた。四季はなんだか疲れがどっと出たので、近くにあった椅子に座った。


「四季ちゃん、長っぽくなってきたね」

「そうかな? でも、そう見えるなら嬉しいかも。昨日頑張ったしね~」

「もしかして、寝不足って、これ作ってたの?」


「まぁね~」とテーブルに突っ伏しながら答える四季に、菜乃花は「凄い……」と呟く。もうすぐで寝てしまいそうだった時、菜乃花が「四季ちゃんっ!」と大きな声を出した。その声に、ビクッと肩を震わせ起きる。


「何かあったら言ってね! 私、四季ちゃんのサポートするからっ」

「ありがとう、菜乃花ぁ~」


 目を輝かせて宣言する菜乃花に、四季は思わず抱きついた。

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