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#05

「ふぁあああ~」


 一年B組の教室へ向かう途中、四季は周りに人がいるにも拘らず大口を開けて欠伸をした。


(ヤッバ~。校長の話とか全然入ってこなかった……)


 歩きながらも眠ってしまいそうな自分を時折叩き起こしながら、歩いていたその時。


「五島さんっ」


 どこからとなく聞こえた声に、四季は辺りをキョロキョロした。「こっちこっち」の声で、ようやく四季は声の主を見つけた。


「あれっ、何でいるの!?」


 四季は、声の主 菜乃花と要に問う。


「何でって、私達も黄咲高校だって、昨日の自己紹介の時言ったよ?」

「……あっ、そういえば!」


 四季は、同じ学校だと知り感激した事を思い出した。


「二人は何組なの?」

「A組だよ。って、それも今日の入学式で言ってたよ。一人一人個名してさ」


 苦笑いする要に、四季も苦笑いで「いや~、寝不足で殆ど聞いてなかったんだよね」と返す。四季は、自分の名前が呼ばれた時もうたた寝を打っており、返事をし忘れそうになってしまったのだ。それ以前に、今日が県立黄咲高等学校入学式だという事も忘れかけていた。四季はそれを思い出し、頭を掻きながら苦笑いをした。


「寝不足? 何かしてたの?」

「ふっふっふ~。それは、帰ってからのお楽しみという事で!」


 意味深に言う四季に、二人は「何それ、気になるっ」と興味を示した。だが、四季は「ナイショ~」と明かそうとしなかった。


「……あっ、そういえば、四季ちゃん……って呼んでいいかな……?」

「……っ、うん! 私も菜乃花って呼ぶ!」

「どうぞ~」


 菜乃花と笑顔で手を取り合っていると、各自の教室に戻るよう指示が入った。四季は二人に別れを告げ、B組の教室に戻った。

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