表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/61

#26

更新遅くなってすみません……。

一時間大目に見てやってください……。


「蘭! さっきはありがとな!」


 突然玲央に後ろから声をかけられ、少しビックリしながらも振り向く。


「何の事ですか?」

「フォローしてくれた事だよ!」


「あぁ!」と若干忘れていた蘭は、手を打つ。


「べつに、お礼なんていりませんよ。っていうか、玲央君バカすぎます」

「なっ、なにっ!?」


 あからさまにショックを受ける玲央。それを見て、蘭はクスクスと笑った。


「ホント、玲央君って面白いですね。あ、でも、バカは否定しませんけど」

「えっ、ちょっ!?」

「じゃあ、これで! お互い頑張りましょうね~」


 蘭は振り向いて、手を振る。反論される前に、と足早にこの場を去った。




 体育祭は順調に進み、只今の順位は、一位が緑、二位が青、三位が黄、四位が赤である。ちなみに、蘭と帆希は青組、玲央は黄組だ。どの色も、接戦だった。


「お疲れ、蘭! 競技も、あとリレーだけだね」


 体育祭も、残すところあとリレーだけとなった。先程自らの種目を終えた蘭と帆希は、汗を拭いながら観客席へ戻ろうとしていた。


「そうですねっ。まぁ、蘭達にはあまり関係ないですけど」

「確かに~」


 特別足が速い訳でもない蘭と帆希は、リレーの選手に選抜される事はなかった。まぁ、これは小学時代からの恒例であったので、蘭はいちいち気にしていなかった。


(……そういえば、玲央君はリレーの選手だって言ってましたね)


 ちょくちょくした玲央との会話を思い出す。


(玲央君って、黄組でしたっけ。なんかバカっぽくて、ピッタリですよねぇ)


 クスクス、と独り笑う。すると、ふと、何かを思い出した。


「……帆希ちゃん。そういえば、リレーの時係の仕事があるって言ってませんでしたっけ?」

「……、あ!」


「そういえば!」と言いたげな顔で、帆希はポンッと手を打つ。暫し沈黙が流れた後、「やべぇ!!」と叫んだ。


「『やべぇ』じゃ済みませんよ! 早くしないと始まっちゃいますよ!?」

「そそそそそそそうだね!? 行こう!?」


 テンパっているせいか、何故か蘭の腕を掴み、来た道を逆に走りだした。「何で蘭もですかぁぁぁぁ!?」という蘭の声が響き残った。


「すみませんっ、遅れました!」


 係席に着くなりなんなり頭を下げる帆希と、その後ろで戸惑っている蘭。だが、同じ係の者達は、帆希の声なんか耳に入っていなかった。

 何も返ってこない事を不思議に思った帆希は、頭を上げる。すると、係の教師や先輩、同級生に後輩の全員が輪になって、何か話していた。気になって、どうしたのか帆希が訊ねてみると、後輩の口から思いもよらない言葉が出てきた。


「……実は、リレーに使うバトンとゴールテープなどの一式が見あたらないんです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ