ロリコンとショタコンにやさしいお仕事です。
スランプ中なので、リハビリも兼ねて。
季節ネタです。
読むのに1分も掛からないであろう低クオリティ&少ない文字数です。
それでも大丈夫な方はどうぞ!
まず始めに宣言しておくと、俺こと綾瀬匠は筋金入りのロリコンである。それも、二次元専門ではなく三次元の幼女派だ。
これを読んでいる方の中には『冒頭からなにを抜かしてやがるこのド変態が』と思う方もいるかもしれないし、俺自身そう言われても仕方ないと一部諦めていたりもする。自分が普通の人とは多少恋愛対象年齢が違うことは否定できないしな。
だがしかし、俺はあえて胸を張って誇りを持とう!自分は真性のド変態であると!!
だって幼女だぜ!?プニプニふわふわ素肌のお人形ちゃんだぜ!?クリッとした大きな瞳でまっすぐ俺を見つけて微笑んでくれる女神ちゃんだぜ!?舌っ足らずな口調で「おにーちゃん」と呼ばれた時の破壊力といったら……!!『イエスロリータ、ノータッチ』の不文律を犯さなかった俺を誰か褒めてほしい。ちなみに、俺は今後もノータッチを貫く所存である。なぜなら、ロリとは女神、俺の癒し、そして何より愛でるべき対象だからだッッ!
閑話休題。
……失礼、幼女への愛が高まりすぎて少々取り乱してしまった。申し訳ない。
まぁその代わり、俺がどれだけ幼女を愛しているか分かって頂けたと思う。本当はあと10万字くらい語り尽くしたいのだが、そろそろ本題に入るとしよう。
――そもそものキッカケは、去年の12月はじめごろ。双子の姉(ちなみにショタコンである。血筋ってコワイ)が持ってきたアルバイトだった。
「匠!アンタいま金欠で困ってたわよね!?」
「え、そうだけど……なんで知ってるの」
「あんたこの前自分の部屋で『幼女の写真集が欲しい……でも金がない……!』って悩んでたじゃない。隣の部屋にいたら聞こえてきたわよ」
「げ、聞こえてたのかよ!」
「扉開けっ放しで独り言言ってたのが運のツキねー……じゃなくて!匠、困ってるなら私と一緒にバイトしない?時給もいいし、なによりウチらにピッタリな内容なのよ!」
「はぁ?なんだそりゃ」
俺たちにピッタリな仕事……?と首を傾げていると、姉がピラリと一枚のチラシを差し出してきた。
そこには、赤のゴシック体でデカデカと――
『ロリコン・ショタコンの皆さんを大募集!』
その宣伝文句を見た瞬間、俺はグシャリとそのチラシを握りつぶした。
「あぁっ、何してんのよ!?」
「いやいやそっちこそ何してんの!?こんな怪しすぎるアルバイトに飛びつくアホがいるか!」
「あやしくなんかないわよ近所のイノセントボーイ達とお話をするだけの簡単なお仕事よ!なにもやましい所はないわ!!」
「ロリコンとショタコン集めてる時点でおかしいだろう、常識的に考えて!」
「いいえ、そんな簡単に決め付けちゃだめよ匠!それにほら、募集かけてる会社もとっても真っ当だし!」
姉はそう言うと俺の手からグシャグシャのチラシを奪って広げると、隅に小さく書かれた会社名を指さした。それを見た俺は一瞬目を見開き――次の瞬間、俺は姉の肩をポンポンと叩いていた。
「なに、どうしたの急に」
「いや、なんかごめん。俺がきっと悪かったんだよな。ごめんな?」
「え?ん?……なんかよく分からないけど、分かってくれたならいいのよ」
「うん。いま、十分に理解した。だから――俺と一緒に精神病院へ行こう?」
「えぇ、行きましょ――え?」
「大丈夫、怖くないよ。俺も一緒に行くからさ」
「い、いやちょっと待ってよ!私はいたって普通よ!?健康体よ!?」
「何言ってるんだ、『サンタクロース協会 日本支部』なんて会社がマトモに見えるなんて、絶対どこかおかしいだろうお前……」
「いや、あやしく見えるかもしれないけどマトモな会社で……!」
「ごめんな、いつも近くにいたのに気付いてやれなくて。さぁ、一緒に病院へ行こう?」
「急に優しくするなぁぁあああああ!」
こうして、俺と姉の言い争いは夜中まで続くことになったのであった。
――ちなみに、最終的には姉の『騙されたと思って一緒にやろう!』という言葉に根負けした結果、案外マトモな上司と同類ばかりの(ある意味)素晴らしい職場にめぐまれ、さらに仕事内容が『世間話をしつつ幼女のクリスマスプレゼントを聞き出す』という俺にとっては大変幸せなお仕事だったため、実は今年もアルバイトとして諜報活動(対象はみちろん幼女)に勤しんでいる事ははあえて語るまい。
……というわけで、今年も『サンタクロース協会 日本支部』はアルバイトを募集している。これを読んでいる全国のロリコン・ショタコン諸君、ぜひ俺と一緒にアルバイトを始めてみないか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。