第4話中編:~★~ゴットランド・クローバーのサブキャプテン~★~
~★~ゴットランド・クローバーのサブキャプテン~★~
「うーーん、どうしようかなぁあ」
宿屋で考え込むフリーダに、リーヴが話しかける。
「どうした、フリーダ?悩み事?」
「──う~ん。
ゴットランド・クローバーの編成についてねぇ……」
あ、それ、まだ続いてたんだぁ。
とか、たった3人の編成で、そんなに悩むことが……?
と思いつつも、真剣なフリーダに水を差してはならないと、リーヴが訊ねる。
「で、編成がどうしたのさ」
「──いやね、こないださ。
マシナちゃんが私のお姉ちゃん認定を獲得したでしょ?
するとさ、バランスがさぁ…。
ゴットランド・クローバーのキャプテンは、色々面倒事を引き受けてくれるリーヴだとしても、サブキャプテンはやっぱり、掛け声担当の私じゃないと、務まらないよねぇえ」
「──私がサブキャプテンでは、フリーダは不満か?」
「わわっ!マシナちゃん!」
「くくくくっ。
フリーダ、マシナにちゃんと説明してやんな?」
「説明って!
リーヴがキャプテンなんだから、リーヴがちゃんとまとめて!」
「フリーダが、アタシ達のキャプテンになるんだってさ!」
「わぁあ、雑!
しかも違うし!」
「それは素敵だと思う。
フリーダ。
いや、キャプテン!」
「え?え?
私が、キャプテン?ええ?」
「キャプテン、お肩をお揉みしやしょう」
「キャプテン、お菓子を作ったんだよ」
「キャプテン、お茶を入れて来やす」
「キャプテン」「キャプテン」「キャプテン」「キャプテン」
「うわあああ、何か気持ち悪いよぉお?!」
「キャプテン、何かご不満で?」
「キャプテン、どうしました?」
「…………。
ゴットランド・クローバーは、みんな平等!
キャプテンとか、ナシ!」
「キャプテン……!」「キャプテン……!」
パチ、パチ、パチパチパチパチと、拍手をする2人。
赤面するフリーダ。
「よ、よぉおし!
これからも!
ゴットランド・クローバー!
フルスロットルだぁぁあああーーーーーーー!」
キョトンとして、目を合わせるマシナとリーヴ。
「ち、ちが……。
か、掛け声は、私の仕事だから……!」
ゴニョゴニョ言いながら、いそいそと椅子から離れるフリーダ。
リーヴは疲れるまで笑い続けて、ポカポカとフリーダに叩かれる。
その様子を見て、親指を咥えるマシナだった。




