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短編集『ことばのくすり』

嘘つきでもいい

作者: 彩奈祗




本当はすぐにでも伝えたいけど

良くも悪くも色んな経験をしてしまえば

つい、慎重になりがちで

気持ちと行動はチグハグさを増していく




もうあんな思いはしたくないと

今更、傷つく勇気もなくて

ズルズルと反発し合う

ゆっくり近づけた磁石みたいに

ずっと逃げている始末




君にもっと近づきたいのに

君との関係が終わってしまう可能性

つきまとう影を振り払えないから

自分に嘘をつくことの方がまだ楽なんだ




きっとこのまま気づかないフリ

きっとこれからも見ないフリ




嘘つきのままで




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