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質問板に返信した時のメッセージ

作者: ネギ大福

えー、とりあえず上に書いてあることはこの際置いておいて、自称底辺物書きの自分が小説を書くうえで考えている『スキルとは』について書いていきたいと思います。

まず、スキルとは、よくわからないものです。作品名にスキルと付けとけばそれなりに釣られて読む人もいるらしいですが、実際に読んでみると、その定義は曖昧です。

例えば異能などでの『能力』のルビに過ぎず、あまり深い意味はなかったり、あるいは神から授かるものだったり、努力して体得するものだったり、売店で売ってるものだったり。

読んでみて感じるのは、『ファンタジーっぽさ』を出す“ツール”といったところですね。なので、その手の名前の小説はタイトルが『いかにも』という感じになり、手に取りやすいのだと思います。

ところで、この『スキル』というものの起源について偉大なるGoo◯le大先生に聞いてみると、

『「skill」の語源は、古ノルド語の「skilja」であり、「区別する」「理解する」という意味がある。』

との回答をいただきました。

(https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%AB#:~:text=%E3%80%8Cskill%E3%80%8D%E3%81%AE%E8%AA%9E%E6%BA%90%E3%83%BB%E7%94%B1%E6%9D%A5,%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%25E3%2580%2582)

スキルの語源の意味が『区別』、『理解』と言われると、なろうに限らず多くのファンタジー小説で“能力の一種”のように扱われているのに慣れてしまっていて、違和感を感じます。

しかしよく考えてみると、そうではないのかもしれません。

例えば、先ほど挙げた一例。ーーー『神から授かるもの』←これです。

よく廃嫡からの成り上がり系で使われやすいネタですが(というか自分も使ってます)、こういう小説を読んでみると、意外にしっくりきます。

・人それぞれ違う、その人しか持っていない『スキル』。◯歳で神から授かる『スキル』で、その後の人生が決まる…。

この文だけ見ていると、『区別』という語源がちょうどいい気がしてきます。よく言われる『固有スキル』とかもそうですね。あとはヒ◯アカの“個性”などなど…。

では、少し話が逸れましたので戻します。

作風や世界観などによって定義がコロコロ変わり、『区別』を語源とするもの。それが世間での(?)スキルの評価でした。

では自分はどうなのかと過去に消した作品などを読みながら考えてみると、意外とコレに沿ったようになっていました。

『人によって変わる、世界に一つだけの能力。または、魔法で表現できない事象を一つの能力として落とし込んだもの』です。

自分の作品を読んでみて気がついたのですが、結構自分の作品の中でも『スキル』の定義はコロコロ変わっていましたが、自分の作品ではどれも“魔法”が登場するので、後半の部分は共通したものでした。

魔法は、よく属性に分かれています。古来日本で使われていた木、火、土、金、水(追加で陰と陽)の陰陽五行だったり、神話の精霊などから引用した火、水、風、地の基本四属性(そこに追加で光と闇が入ったり、生活魔法、または無属性魔法が加わる)などなど。数え上げればキリがないですが、自分は基本的に四属性パターンを採用して、ほしいものがあればその度チョイスして追加します。

魔法は、ある意味可能性の塊です。だからこそファンタジー(想像、空想)などと言われていますが、やろうと思えばどんな事象でも魔法一つで解決できてしまいます。

しかし、そこに『属性』という制約を課してしまうと、途端に話は変わります。曖昧な属性のものは表現できないのです。それなら新しく作ればいいじゃないか、中間みたいな属性なら【複合魔法】とか適当に言えばいいじゃないか、と思うかもしれません。はい。自分も一瞬思いましたし知り合いにも言われました。

ですがそうすると、新たな問題が壁として立ちはだかります。

ーーーめんどくさいんです。

この文章を書きながら『俺の文章なっげぇな…読んでもらえるかな…?』と思うと同時に(現在1799文字でした…)、『作者としてめんどくさいとか大丈夫か?(汗)』とは考えましたが、この際それは無視で、マトモな読者がいたなら軽く引くであろう現実を言います。

もう一度言います。めんどくさいんです。だってそうじゃないですか。【爆破魔法!】だの【風雷魔法!】、【血操魔法!】だのが出てきて(全て引用です。決して私めが厨二だからと右眼を押さえながら書いたわけではないです。はい)、その上さらに【複合】とか混ぜ込むと……

キャパオーバーします。作者も読者も覚えられないくらいの属性が出てきて、お互いよくわからないままストーリーが進んでいき、一話に一人ペースで新しい属性を持つキャラが登場し……そんな地獄を描き続ける根性は自分にはありません。というか多分書き終わる頃にはwi◯iに新しい一ページが増えてますし、過去の歴史などのページより長くなってると思います。(そんな作品を書けてる人はすごいです。自分のお気に入りにも一人いましたが……まあ、魔法ではないのでノーカンで。ちなみに普通に愛読しています)

ようやく話の終わりが見えてきましたが、そこで役に立つのが『スキル』なんです。

先ほど挙げた属性をスキルに落とし込むと……【爆炎】【召雷】【操血者】など、適当に考えただけでもそれっぽくなっています。

これなら“スキル統合”とか言っても違和感ないですし、複合魔法とかだとある意味無限に属性が増えますが、スキル統合なら二つを一つにしているわけですから、やり続ければいつか減っていくんです。そう考えると便利ですよね。

ゲームっぽいとおっしゃいましたが、ドラゴンなクエストなども大雑把に区切ればファンタジーの一つなんです。

そう考えると、ゲームっぽいと言うより、ゲームが一番わかりやすい例えの一つ、とも考えられるのではないでしょうか。

少なくとも、自分はそう思っています。

それでは、この情報が役に立つことを願って、そろそろ筆を置きたいと思います。

正直2600文字超えた時はやってたゲームのプレイヤーネームの最大文字数が50文字だった時くらい驚きました。質問板にしては書き過ぎましたね…。

執筆頑張ってください。

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― 新着の感想 ―
 誰に向けたメッセージかは知りませんがなかなかのご意見ですね。  私の見たところ、現在のスキルの扱いは細かくシステム化された理論的なものと、単純な概念に則った直観的なものとの二極化が進んでいるようで、…
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