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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ダンジョンでぼったくり商人はじめました

作者:伊藤暗号
プロローグ

「ポーション類の在庫、大丈夫ですか?」
 棚の、ずいぶんと隙間のあるガラス瓶の並びのバランスを、神経質に整えて「そろそろ作りはじめないと足りないのでは?」と、リュコスは素材採取を促す。
 切羽詰まってから出かけるとなると、また店をに任せっきりにすることになるかもしれない。

「あぁ〜麻痺解除薬〜どうしても行かなきゃダメ〜?」
 店頭のカウンターにダラリと腕を投げだし突っ伏していた目の前に、カラのガラス瓶が並ぶ木箱を ガチャリ と置いて現実を突きつけると、リュコスは作業場に戻って行った。

 状態異常の麻痺解除薬の調剤には、どうしても同じダンジョンの麻痺蛭の体液が必要で、どうしても沼地フィールドに行かなければならない。
 どうやら、どうしても行かなきゃダメらしい。

 誰もがイメージする通り、蛭はかわいくないし臭いし、沼地はジメジメして臭いし、ブーツは汚れるし臭いし、とにかく行きたくない。
 ついでに、ソレが経口接種薬って現実からも目を逸らしたい。

「やっぱり素材持ってきてくれた冒険者にだけ売る事にしよっか?」
「俺は最初からそう言ってました」
 返ってきた軽口に、むう と口をとがらせる。

「・・・お互いだいぶ人間らしくなってきましたなぁ」

 ダンジョンのセーフルームの壁をくりぬいて造った「雑貨屋ぼったくり」のカウンターで、リコは、この世界に拉致られた時のことを思い出していた。
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エピソード 101 ~ 161 を表示中
「一回休み」
2024/05/25 06:20
ナカツのダンジョン修行
2024/05/30 06:00
サラの血 1
2024/06/03 06:00
サラの血 2
2024/06/03 06:10
レトの狩り 1
2024/06/04 06:00
レトの狩り 2
2024/06/04 06:10
レトの狩り 3
2024/06/04 06:20
何色の花が咲くか
2024/06/06 06:00
ロレンゾとジェシカ 1
2024/06/10 06:00
ロレンゾとジェシカ 2
2024/06/10 06:10
ロレンゾとジェシカ 3
2024/06/10 06:20
むかし歌った歌 2
2024/06/11 06:10
「蛇の王」 1
2024/06/18 06:00
「蛇の王」 2
2024/06/18 06:10
「蛇の王」 3
2024/06/18 06:20
「美味しい肉」
2024/06/19 06:00
「採取の条件」
2024/06/20 06:00
「曲がった嘴」
2024/06/20 06:10
祭りの後 再会
2024/07/05 06:00
祭りの前に
2024/07/06 06:00
かわいらしいお客様
2024/07/12 06:00
お隣さん
2024/07/19 06:00
珍しい客
2024/07/26 06:00
悲しい出来事
2024/08/16 06:00
呪いと魔女
2024/08/23 06:00
「あれ? まだ寝てる」
2024/08/30 06:00
「もうそこにある」
2024/09/06 06:00
エピローグ
2024/09/29 06:00
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エピソード 101 ~ 161 を表示中
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