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DEATHGAME~A STORY NO ONE KNOWS~  作者: 陽菜


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9/19

佐藤姉妹の過去

今回はキナとその姉であるナナミの過去です。

ナナミは彼女の後輩です。

 キナはナナミとともに下校していた。

「お姉ちゃん、今日もお勉強?」

「そうだね。来年受験だし」

「どこに進学したいとかあるの?」

「木野山高校かな?最近、そこに進学した先輩に教えてもらってるの」

 この時期からお勉強なんて真面目な姉だなぁ、なんて思いながらキナはナナミを見ていた。

「そうだ、キナもその人に教えてもらう?今度、また約束しているんだけど」

「いいの?その人の迷惑にならない?」

「大丈夫だよ、いつでも連れてきていいって言われてるからさ」

 それなら、一緒に行こうかな……?とキナは思う。


 次の休日、ナナミに連れられ図書館に向かうと、茶髪の女性が「やぁ」と声をかけてきた。

「あ、そっちの子がナナミさんの妹さん?」

「はい、そうですよ。キナ、彼女が先輩のスズエさん」

「初めまして。分からないことがあったら何でも聞いていいからね」

 優しそうな雰囲気の彼女に、キナはなぜか心安らぐ気がした。

 彼女の教え方はとても丁寧で、キナもすぐに分かった。

「じゃあ、また」

 夕方、親が心配するだろうからとお開きにして帰路に着いた。

「あの人、いい人だね」

「そうでしょ?あの先輩、本当に頭いいしお人よしだし、結構人気な先輩だったんだよ」

 ナナミも、部活の縁で知り合ったらしい。

「あの人、私と同じで剣道部だったんだけどね。何回も全国大会に行ってるの。引退してからも時々見に来てくれてたな」

 そんな会話をしながら、二人は家に着いた。

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