アイト編 あとがき
はい、アイト編はこれで以上となります。敵側ゆえの苦悩を書きました。サブタイトルは「誰も知らない物語」という意味です。
ちなみにこのサブタイトル、アイトのものでもありもう一人、誰かのものでもあります。
アイトは、モロツゥに対抗しようと思っていました。スズエもそのことに気付いていました。
今回は、謎に謎が深まった物語だったのではないでしょうか?
ユウヤがラン編の時に見せた鍵のキーホルダーはここでスズエに渡されたものだったんですね。これが文字通りキーとなります。
さて、突然ですがここで皆さんに質問です。幻想怪盗団でも出てきた「アルカナ」……カードは二十二枚です。そこで言う「愚者」は誰だと思いますか?この質問に、おそらく皆さんは「スズエだ」と答えるのではないでしょうか?幻想怪盗団の主人公「成雲 蓮」が愚者でしたから。
でも、実はそうではないのです。スズエは二十二番目……アルカナは、「世界」です。「愚者」は「始まり」を意味します。そして、「世界」のアルカナは「完全」を意味します。そして逆位置になると「不完全」となってしまいます。最初のスズエは「不完全」でしたが、最期には「完全」になっていましたね。
ここでの始まりとは、アイト編を指します。始まりの人物とは誰でしょう?ここまで言えば、もう察しがつくのではないでしょうか?
……そう、「祈花 佑夜」です。彼のアルカナは「愚者」。シルヤはアルカナの丁度真ん中である「運命の輪」、ランは「隠者」。それぞれ「転機」、「深慮・忠告を受ける」を意味します。シルヤはスズエに助けられて「転機」を迎え、ランはスズエに「気を遣われ」ましたね。ちなみにアイトは「審判」です。審判の意味は「復活・転生」、そして逆位置になると「行き詰まり」です。行き詰まりはデスゲームのことを指しています。
ユウヤのアルカナである愚者は「始まり」であり、逆位置になると文字通り「愚か者」になります。
最後の物語はそのユウヤ視点の物語です。彼と、スズエが最後にどんな結末を迎えるのか、みんなの切り札になるか道化師になるのか、ぜひ見届けてください。
ユウヤ編はまた近いうちに投稿します。
追記 ユウヤ編を投稿し始めました。ぜひ読んでみてください。




