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玄関のチャイム
如月とのんびりと1日を過ごした次の日の今日、今は8時。
朝食を済ませた後、学校へ休みの連絡の入れて、親が来る9時までもう特にすることもない。
「もう、することも無いね。」
「うん。」
そんな会話をした後、千景の意識は遠のいた。
「……。」
「起きて。」
如月に起こされて、時計を見た時には、9時になっていた。
「何か鳴ってる。」
「ああ、ありがとう。きっと、両親だ。」
「大丈夫だよ。優しい人たちだから。」
少し緊張しているように見える如月にそう言って、千景は玄関に向かった。
千景は玄関の前に立った時に如月との生活が終わることを考えてしまったが、とりあえずは、話をしないとと、気持ちと考えを切り替えてドアを開けた。