親友攻略計画・デート編
さて、ついにデート当日となりました。ピアスは自室でオロオロそわそわしております。可愛らしいです。大変よろしくてよ!
私はリップル好みのメイクやヘアメイクをピアスに施すために、今日はお泊まりいたしました。
「ルージュ、変なとこはない?」
「いいえ、とても可愛らしい…いえ…綺麗ですわ、ピアス」
少し大人っぽいダークブルーのマーメイドライン風ワンピース。髪も緩ふわで大人っぽさと可愛らしさを演出。白い百合の花飾りでまとめましたわ。アクセサリーはシンプルなものにしました。
全体的には可愛らしいというよりは大人っぽくて綺麗ですわ。我ながら、いい仕事をしました。
「お嬢様、お綺麗ですわ。ルージュ様、今後私達もできるよう教えていただけませんか?」
「もちろんですわ」
メイドさん達もピアスがほほえましいようでニコニコしています。
「お嬢様、お迎えがいらっしゃいましたよ」
「!!?」
「さぁさぁ、お嬢様!」
「る、ルージュ…」
メイドさん達に押されて玄関に移動するピアス。あわあわしていますわ。可愛らしいです。私は笑顔で手を振りました。
「楽しんでいらしてね」
ピアスは必死で頷いています。こんな義妹欲しいですわ。リップル、頑張ってくださいまし!そしてピアスを私の義妹にするのです!
こっそりハルルちゃんに追跡をお願いしました。今日も桃色のプリティヒップですわ…
いけない、いけない。ハルルちゃんのナイスヒップに見惚れて、決定的瞬間を見逃すところでしたわ。魔術でハルルちゃんの視界を壁に映しました。
迎えに来たリップルはカジュアルながらきちんとした格好。デートに相応しいですわね。こちらも私がコーディネートしました。
「ピアス嬢、お迎えに…」
リップルが固まりました。
「リップル、どうしたの?変?こんなワンピース着なれていないし…」
「いいえ、綺麗です。綺麗すぎて見惚れてしまいました。着なれていないということは、僕のためにそのワンピースを着てくれたのですか?もうお持ち帰りしていいですか?」
「ちがっ…いや、お持ち帰りって何するつもりよ!いいわけないでしょうが!」
リップルはピアスの気合いが入った装いにメロメロですわ。そりゃ、明らかに脈がありそうな反応ですもの。デレデレしてお持ち帰りしたくなっても仕方ないですわ。
「ちぇっ。あ、この花をどうぞ!」
それは、ピンク色の薔薇でした。可愛らしくラッピングされています。ピアスが少し悲しげでした。
「…減点。もっとデート相手のイメージの花とかにしなさいよ」
「え?僕のピアス嬢のイメージで作らせましたが?」
「「……………………」」
お互い、不思議そうな表情ですわね。
「これが、わたし?」
「はい。可愛いですよね。いや、ピアス嬢の可愛さには負けますね。真っ赤になった時のイメージなんですよ」
リップルはデレデレしてますわ。イケメン効果でちょっと照れているように見えてますけど。イケメンは得ですわね。
「なっ!?ま、まままままぁいいわ!行くわよ!あ、これ……………私の部屋にいけておいて」
こっそりとメイドさんに耳打ちするピアス…正義!可愛いは正義ですわ!
あら?メイドさん達も観るそうですわ。いや、土下座までなさらなくても一緒に観るぐらいかまいませんわ。共にピアスを応援しましょう!
そしてピアスをエスコートするリップル。 我が国自慢の植物園でした。ソルレイクには寒さに強い雪割草等の小さな花しかないのです。ソルレイク出身のピアスに、植物園は珍しいのでしょう。キラキラと瞳を輝かせていますわ。
「あっちの薔薇園が見たいわ!」
「仰せのままに」
リップルもこの植物園が好きで、何回か私とも行きました。リップルは花ではなくピアスをいとおしそうに見ていますわ。
ピアスはとても楽しげに花を眺めています。時折リップルに花の名前を聞いていますわ。
あ、ピアスが視線に気がつきましたね。
「な、何?私じゃなくて花を見なさいよ!」
「いや、楽しそうなピアス嬢は今しか見れないじゃないですか!それに今目に焼きつけておけば、ここに来る度に貴女を思い出せる」
「!??」
「ね?だから、見ててもいいでしょ?」
ここで可愛らしく首をかしげるリップル。年下を活かしてますわね!よろしくてよ!とってもよろしくてよ!!
「…だ、だめ」
「なんで?」
「ま、また来ればいいじゃない。植物園を見に来る時間ぐらい…つ、作ってあげてもよくてよ!」
「やったああああ!それ、また僕とデートしてくれるってことだよね!?ね!」
「!??」
ここでピアスのツンデレが炸裂!効果は抜群ですわ!リップルったらすっかり浮かれて…ちゃっかり次の約束まで取りつけてようとしてますわ。しかも口調が素に戻ってますわよ。
よろしくてよ!もっとやってよろしくてよ!!
「……あんたがしたいなら、いいわよ」
プイッとそっぽを向くピアス……
正義!!
可愛いは正義ですわ!この二人、萌えますわぁぁ…キュンキュンいたします。
よろしくてよ、ひっじょぉぉによろしくてよ!!
リップルも同じらしく、悶えてますわ。プルプルしてますもの。
「お持ち帰りしたい…」
「!?私を何だと思ってるのよ!無理に決まってるでしょ!」
仕方ありませんわ、ピアスが可愛いのですもの!メイドさん達もピアスの可愛さで床に転がり悶えてましてよ。
ふぁぁ…テンション上がりますわ!リップル、もっとおやりなさい!
よろしくてよ!とてつもなくよろしくてよぉぉ!!
届くはずがないのに、つい応援してしまいました。




