特殊な戦闘方法
うちの両親は、結構仲がいいほうだと思う。昨日のように、デートに行って夜遅くに帰ってきたり(特に何もなし)喧嘩も滅多にしない。
「さーて、そろそろ始まるよー」
と父がゆうと母もやっていた家事を一旦やめ父の所へ向かう。
「あ、ほんとだ前回の展開からどうなるか気になってたのよね」
今日は、明日から新学期が始まる1日前の日曜午後8時。この時間に始まるアニメをいつも2人仲良く見ている。今日は、珍しくソファーに2人隣で座るのではなく地べたに座って父が後ろから母を抱きながら見る体制で見ていた。
「2人ともなんで、そんな付き合いたてのラブラブバカップル見たい座り方してみてるの」
私は今2人がみているアニメを横目で見ながら何故か宿題で出て最終日まで残していた作文をダイニングテーブルの上で書いていた。
「真白ちゃん、知っているかいこれこそが夫婦円満の秘訣なのだよ」
それわ分からなくは、ないがやっていることと年齢があっていない気がしてならない。
それから30分くらい経って、ちょうどアニメと私の作文が書き終わった残してたとは言っても半分くらいは、書いていたのでアニメが終わる30分ぐらいで書き終わらせることが出来た。
「あー、やっと終わった」
少し伸びをして、2人の方に目をやると。
「いやー、まさかのあそこからヒロインの力でどんでん返しがあるとはやっぱりこの作品は最高だぜ。でもやっぱりこの作品でいちばん可愛いのはLINKちゃんだよなー」
と、父が感想を述べる。
「いや、待ってあなたLINKちゃんは可愛いかもしれないでも、私1番可愛いのはCODEちゃんだと思うの」
母が父の感想、とゆうか1番可愛いのキャラの話に対抗する。
「ハッハッハ、何を言ってるんだ真楓よLINKちゃんは何をとっても完璧だ、声、性格、キャラデザあとetc」
「それなら、CODEちゃんだって同じよ」
「こうなったらあれしかないな」
「そうねあれしかないわね」
この言い合い、なんか少し嫌な予感がする。こんなことがあったらあいつもああなる。そんなことを思い自分の部屋に逃げようとしたら、父母が同時にこっちに振り向き言う。
「「真白、真白ちゃん」」
2人が同時に私の名前を呼ぶ。
「は、はい」
「審判よろしく」
この2人の夫婦喧嘩は少し変わっていて、普段は喧嘩しないけれど大概の喧嘩理由はこんな感じで好きなキャラとかが、食い違った時に起こる。審判よろしくとは、この2人の喧嘩は私を審判として行うプレゼントの決闘だからである。
それから役20分ほどして父がプレゼンを始める。
「いいか真白ちゃん、まずこのLINKちゃんは・・・」
と、父が約10分程の短いプレゼンをしたあと母がプレゼンを始める。
「真白、このCODEちゃんはね・・・」
母も同じく10分程のプレゼンをした後私がジャッチするこれがいつもの2人の喧嘩だ。
「私の好みは、LINKちゃんかな」
それを聞くと母が崩れ落ちる。
「負けた」
それを聞いた父が喜びを表すかのように言う。
「まだやるかい」
私は何を見せられんるんだろう。いつもの事とは言ってもやはり慣れない。
2人の喧嘩が終わってから10分後私は、3人分の紅茶を入れて2人に出した。
「はい、紅茶。でもなんでいつもは喧嘩しないのにこうゆうのは喧嘩するの?」
「真白ちゃん、オタクにはね譲れないものがあるんだよ」
「そうよ真白、好きな人は誰にも渡したくないのと同じでこうゆうのは譲っちゃダメなの」
2人揃って何言ってんだ。すごく真面目風に見えるけどただただオタクがたりしてるだけだ。
「まあ、でも適度に喧嘩した方が実際長く続くだろうからこれこそ夫婦円満の秘訣だね。じゃ私寝るから後は若いおふたりで」
そう言って2人を見ると何故か少し顔が火照っていた。
その後私がそろそろ安眠を手に入れる時、少し両親が寝ている部屋がうるさかった気がするのは気のせいだろう。
下記はしたもののこのネタは描きたかっただけだから、この設定は消えるかも。
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