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事前情報

私の親は結構オタクだ。

私山城真白(ましろ)の親山城光弘(みつひろ)(父)、山城真楓(まなか)(母)は重度のオタクだ。

私がそれにきずいたのは、小学五年生の時だった。

「おたく?」

そう聞いた事無い言葉に対して、はてなを浮かべながらも話を聞く。

「そう、あたしも昨日お兄ちゃんから聞いたんだけどアイドルとかアニメを宗教?てきに推してる人達なんだって(偏見あり)やばいでしょ」

そんな人たちがいるのかと思っていたら、脳裏にある人達が浮かんだ、その時まで私の家庭は結構普通だと思っていた。

その後学校が終わったあと友達と少し寄り道して遊んだりして帰り、いつも通り宿題やゲームをしたえ。

その日の夜ご飯の時に私は父に聞いた。ちなみにその日の夜ご飯は参鶏湯(サムゲタン)だった。

「パパとママっておたくなの?」

それを言った瞬間2秒くらい時間が止まった気がした。

「ま、真白ど、どどどうしてそんな事聞くのかな?」

「そ、そうよ真白てゆうかどこでそんな言葉覚えたの?」

父と母はその時、エグいくらいに手が震えてスプーンですくった米が皿に落ちていた。

「え、なんか学校で友達のさきちゃんから聞いたんだけどオタクって「こだわりがある対象をもち」、「その対象に対して時間やお金を極端なほど集中的に消費しつつ」、「深い造詣と想像力をもち、かつ情報発信活動や創作活動なども行っている人々」て聞いたんだよねそれ聞いた時真白頭にパパとママが浮かんだんだよね」

「でもパパとママもそんなに何かを推している感じじゃないでしょ?」

「そう?いつもパパとママの喧嘩理由って漫画とかアニメのキャラがどっちが可愛いかなのに?あと漫画のこととか聞くと急に早口になるし」

そう話した後父と母は、すこしょうがないかと言わんばかりの顔をして、落ち着きを取り戻し離婚することを私に伝えるかのような口調で話し始めた。

「話すのはもうちょい先にしようと思っていたけれどバレたならしょうがない、話そう。真白の言うとうりパパとママはオタクだ。」

それを聞いた時私は、謎の嬉しさが込み上げてきた。

「でも、なんで隠してたの?」

「真白は知らないかもだけど昔はねオタクへの風当たりって結構強かったのよ、だからママとパパが真白が産まれる前に頑張って隠そうと決めたのよ。」

この話をしてから4年の月日が流れた。私も中一から中2に進級する頃だ。今の父と母は、あの日を境にオタクを隠すのをやめて家でも外でもお構い無しにオタク魂前回だ。

「真白ちゃん、学校始まる前にどこか行かない?」

父は私の名前を呼び捨てではなく、何故かちゃんを付けるようになった。

「そうね、真白の春休み中私たちの予定が合わなくてどこも行けてなかったしこさどこか行きましょうか。」

母はあまりあの日からの変化は、無いと思う。

「私はいいよ、2人も休みの間どこも行けてないしデートでも行ってくれば。」

「真白ちゃん!やっぱり君は僕たちの天使だ。そうだね特に真白ちゃんが行きたいとこないなら僕たちで久々にデートでも行くか真楓」

なぜ天使呼び名のだろうか、やはり2人はこの歳でもラブラブの夫婦だな。

「そうね行きましょうか光弘さん」

そう言った2人は足早に準備を進め、お昼すぎくらいには準備が終わって出かけようとしていた。

「じゃ、真白お留守番よろしくね」

「分かったよ母さん」

「あと、夜遅くに帰ってきたらたらもう1人天使がいると思って貰って結構だから」

え、キモ。そう思いつつ横を見ると母が少し赤面しているある意味これも夫婦円満の秘訣なのかもしれない。そう思いつつ父と母を見送った。

「行ってらっしゃい2人とも、あんまりはしゃぎすぎないでね」

そう言い放ち母を見るとさらに赤面して日を吹きそうになっていた。

この作品を手に取っていただき誠にありがとうございます今すぐ目の前で土下座したいくらいの感謝を。

良ければブックマークなど等々よろしくお願いします。

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