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あおいとり

作者: 勝川治長

          1.図書室の亮太


 高校の図書室から見える山脈が美しい。春の青い山を亮太は我知らず眺めていた。高校二年生もそろそろ終わりとなる現在、彼は何か詩や小説で創作をしてみたいという欲望にかられていた。高校の図書委員会副会長になって約一年間で、毎日が小説などに囲まれるころが多くなり、彼の興味は完全に読書に満ちていた。

 亮太の最も愛読している本はドストエフスキーの「罪と罰」である。小学校時代に同書を少年向けに易しく書かれた自由訳を読んで、罪を犯したラスコーリニコフが少女に自首を勧められてシベリアに流刑となった話が、不思議に記憶に残っていた。高校に入学して完全な訳を読んだ彼は、昔の自由訳とは違う大人の世界を見た気持になり、まさしく目からうろこであった。少女のソーニャは自由訳では酒場女であったが、完全訳では娼婦になっていた。完全訳で始めて現れたポルフィーリはラスコーリニコフを心理的に追い詰める相当重要な役割であった。まさしく「これが大人の小説であって、大人の社会なんだなあ」と、高校生の亮太に強いインパクトを与えた。


「吉沢君、山を見ているの?」

 後ろから声を掛けられた亮太は、少し驚いて振り向いた。そこには三年生の大須賀加寿子が端正な顔を少しなごませて立っていた。

「ええ、だんだん暖かくなったので、山が青くて生き生きとしてきましたよ」

「そうね、もう春だし、私も大学受験も終わってのんびりしているし、なにか幸せ」

「ああそうだ、大須賀さんは京都の女子大に合格したんだね」

「うん、でもこれからは初めての一人暮らしだし、まわりは男の子はいないし、何か不安も多いのよ」

「僕だって不安だらけです。もうじき三年生になると僕が会長です。しかも大須賀さんと違って僕は勉強が苦手だから大学には行く気がありません。卒業までの一年間で、一生の仕事を見つけないと」

「大丈夫よ。吉沢君も頑張り屋だから、いい仕事が見つかるわよ」

 加寿子はそう言って体を亮太に寄せてきた。女子からこんなに近くに寄られた事は今までなかったのである。彼女の長い髪から甘い香りが漂う。加寿子は軽く息を吐いて首を亮太に傾けてきた。亮太の目は窓の山に向かっていたが、気持ちはすっかり加寿子の動作に傾いていった。

「や、山が青々としていますね」

 やっとそれだけ言ったが、加寿子からの返事はなかった。学校は放課後でもあり、図書室は多くの生徒がいた。亮太は山から目を放して下を向いてしまった。加寿子の顔も見る事が出来なかった。


 図書室終了のチャイムが鳴った。亮太は我に返って「き、今日の集計をしましょう」と少し震えながら加寿子を見た。加寿子は無言で頷いて貸し出しカウンターに向かって歩き始めた。亮太もそれに続いた。桜の開花にはまだ少し早い、卒業式を控えたさわやかな日。


          2.加寿子の部屋


「加寿子、もう少しタオル入れようか」

 母親の声に加寿子は振り向いた。そこには大学女子寮に入る予定の彼女の荷物が山と積まれていた。

「そうねえ、あと一枚くらい」

「結構荷物も大変ね。これが男の子だったら簡単だろうけど」

「うん、それに初めてお母さんと別な生活。なにか寂しいなあ。今までは女三人暮らしだったけど、今度は寮の個室だから夜は一人だね」

「寮の人と仲良くしなさいよ。もう大人なんだから」

 加寿子は今まで母と妹の三人暮らしであった。父親は交通事故で中学生の時に失っていた。妹も春からは高校生である。貸しマンションの収入や母親のパートで生活していた。決して生計が苦しくはなかったが、いつも男のいない寂しい毎日でもあった。


 加寿子は荷造りを終えて、自室に戻った。あと少しでこの部屋ともしばらくお別れである。壁に掛けてあるささやかな絵を見ながら、頭の中でつぶやいた。

「普通の人だったら、学生生活に夢と希望で胸を膨らましているだろう。私にも夢はある。将来は中学か高校の先生になるつもりなんだ。楽しみだなあ。でもお母さんと妹は二人だけになる。寂しいだろうな。こんな時にお父さんがいてくれたら」

 加寿子はしだいにセンチメンタルな気持ちになっていた。部屋に置いていく使い古した小さな机も、何か寂しげな表情を浮かべているように感じた。

 使い慣れた本箱は置いていくが、その中に一冊の本が目に留まった。小学生の時に夢中で読んだメーテルリンクの「青い鳥」だった。幸せの青い鳥を探す兄と妹が、結局は自分たちの身近にあったというほのぼのとした話だが、加寿子にはとても忘れる事が出来ない思い出の本である。小学生向きに易しく童話風に訳されてはいるが、加寿子は自分のショルダーバックに入れて京都に持っていくことにした。


 ふと部屋の小さな窓に目が移った。窓からは夕暮れの春の山脈が美しい。窓の下には小鳥が身近な木にぽつねんと留まっていた。

「そういえばいつだったか学校で、吉沢君と図書室で話をしたっけ。あの人の近くにいると、どこかで感じた匂いがしてたなあ。今思い出すとお父さんの匂いだった。もっと傍に寄ると、確かにお父さんを思い出す匂いだった。そうか、そんな感じだったんだ」

 新しい学生生活に夢と不安の入り混じった彼女には、ささいな事でも思いが膨らんでいったのだった。外では小鳥の鳴き声がする。


          3.新図書委員長


 亮太は三年生になっていよいよ図書委員長になった。とはいえ田舎の高校である。面白そうな本は少なくて借りる生徒も多くない、暇な委員会であった。唯一の行事は初秋に開催される文化祭に出展する読書感想の展示である。委員同士で話し合い、感想を展示する本の選定から始まった。題材は亮太の提案した「罪と罰」に決まり、夏休みに読んでくることにした。委員全体で学校全体にも宣伝するために、何枚もポスターを作製した。

 暑い夏休みの間、亮太はもう一度「罪と罰」の要点を精読して、新たな発見と感想をしっかりメモしておいた。自分なりに満足できる内容であり、亮太は文化祭が待ち遠しくもなった。


 夏休みも終わり、初めての図書委員会が始まった。亮太は図書委員会の定例会議で各委員に声を掛けた。

「みんな、『罪と罰』は面白かったかい」

 しかしどの委員も表情は暗かった。ある一年生が手を挙げて意見を述べた。

「委員長、いくらなんでも長過ぎましたよ。僕らはほかにたくさんの宿題もあったし」

 別の女子委員も立ち上がって言った。

「キリスト教や聖書のお話もありましたし、私には難しかったです」

「そうかなあ。僕はソーニャの優しい心や、ポルフィーリーの心理的な圧迫は凄かったけど」

「それは委員長一人の感想です。去年委員長をやっていた大須賀さんは、もっと優しい本を教えてくれましたよ」

「ああ、あの『青い鳥』か。でもあれは童話だったからなあ。高校生が童話はちょっと」

 委員会室が騒ぎ出した。二年生の男子委員が少し興奮して立ち上がった。

「何言ってるんですか、『青い鳥』は純文学ですよ! 内容的に人間の自然に進むべきの道を上手に描かれていたじゃないですか! 委員長は当時副だったじゃないですか! 忘れたのですか」

 亮太は去年の文化祭を思い出した。大須賀加寿子が「青い鳥」の読後感を話して、大人の文学ですと思い入れ深く述べた事が脳裏に現れた。亮太は不注意な忘却をあわてて詫びて、「罪と罰」の話に戻した。図書室の女性司書もとりなすように口を開いた。

「高校生は忙しいから、『罪と罰』は長過ぎたかもしれませんね。みんなで各章を分担して発表しましょう。そして発表前に不自然のないように推敲したらどうですか?」

 さすがにこの案に反対する委員はいなかった。そしてその方針で文化祭発表に進む事とした、しかしこの日の出来事はかなり委員の間に深いしこりとなった事も事実であった。その日から亮太は、独断的な委員長として委員達から敬遠されぎみとなってしまった。


 亮太は文化祭以後には普通の図書委員会の事務処理に明け暮れた。思えばつまらない文化祭であった。ほとんどの委員は自分の担当部門をいい加減な文章で書くだけであり、結局は亮太一人の感想文で終わった。発表も寂しい内容で、立ち止まる客もまばらだった。

 発表会のあとでは委員会内の周囲の目はまるで氷のようであったが、ささやかな委員会の為に大きな行事もなく大きな対立もないいまま、無味乾燥した一年間は過ぎ去り、卒業する運びになった。


          4.東京の書店


 亮太は四月になって東京の伝統を売り物にする老舗の書店員となった。最近の書店はチェーン店が幅をきかせており、亮太の勤務する書店はさほど利益が上がらなかった。しかし本を求めるお客様はどことなく知的で好印象な雰囲気が感じられたので、亮太は毎日それなりの充実感を持って接客していた。


 ある日店長が呟いた。

「最近は大衆本も売れなくなったな。いちいち本屋に来なくても通信販売で好きな本が手に入るから」

「そうですか? でも本そのものは店で実際手に取ってみないと、おもしろそうだという事が分からないのではないでしょうか?」

「それは確かにその通りだが、パソコンの電子書籍でも確認が出来る。それを少し見て、通販で買う客も多い。チェーンの本屋や古本屋も出て来ているしなあ」

「・・・・・そうですね。時代の波は怖いですね」

 亮太は閉店後に集計を始めたが、特に純文学の全集は売れておらず、週刊誌などもコンビニで買えるし、辞典などはほとんど売れない。みんなスマホで確認できるからだ。


 亮太の提案で平日に幼児向けの読書キャンペーンを行い、集まった幼児やその親に人気が出そうな絵本を読んで聞かせた。これはなかなか好評であり、店に準備した絵本の束も売れ行きは順調に伸びていった。

 気を良くした亮太は店長に新しい提案をした。童話では物足りないという、亮太の純文学の好みがむくむくと頭を持ち上げてきたのだった。

「店長、休日に大人向けに読書会を開催しませんか? 前もって書名を公表して感想を言い合うのです。準備した本を買ってもらったら、これは良いと思いますが」

「うむ、さすがは吉沢君だが、難しい本はダメだよ。お客はたくさんは集まらないし、だいいち忙しい大人が事前に読む事もいないだろう。買ってもらえる可能性は、ほとんどない」

 亮太は高校生時代の読書会の失敗を思い出した。それはその通りだ。仕事で多忙な社会人が、本屋の読書会でドストエフスキーやトルストイに集まる人は少ないだろう。時間のとれる年配のお客様でさえも長編を読み合いに来るエネルギッシュな老人はどのくらいいるのだろうか。もし短編を選んでもここは大人の社会だ。ハウツー本は売れても、芥川龍之介に何人来るだろうか。

 しかし亮太はあきらめ切れなかった。

「店長も弱気ですねえ。ドストなども好きな人はいるはずですよ!」

「君は若い。この店も経営を考えると売れなくてはいけない。それは分かるはずだ」

 店長はなかなか承諾はしてくれなかった。亮太は不本意ながら、店長の意見で或る短編の歴史小説や推理小説にした。山本周五郎やコナンドイルのシャーロックホームズで試してみると、結果は予想以上の集まりで店長も喜んだが、肝心な本の売れ行きは意外に低かった。

 店長が亮太にため息をついた。

「大人の財布は硬いなあ。幼児の読書会のほうがもうかるのう」

 亮太はなんとも言えない気持ちでうつむいた。これではドストエフスキーはとても商売にはならないなと落胆してしまった。幼児向けの絵本以外にもいろいろ試してみたが、売れ行きの低空飛行は持ち上げる事は出来なかった。それに時代は本からネットに移っていくのをどうする事も出来なかった。


          5.郷里の公園


 それから十年の歳月が流れた。亮太は故郷の街に帰ってハローワークにて新しい仕事を探していた。東京の書店はチェーンの書店や古本屋には結局勝てず、ネットやゲームに押されて、廃業となったのだった。どうしようもない敗北感の気持ちと、我ながら良く働きはしたという想いが入り混じった複雑な思いで、彼は次の仕事を探していた。読書以外に興味のない彼には、なかなか採用してくれる職場はない。手に職もなく、国家資格もない。高望みをしないで毎日を暮らす仕事を見い出すしかなかったのだった。


 職探しの帰りに、行き慣れた公園のベンチで一休みをしていると、少し離れたところに母親と女児がつれ添っていた。子供は幼稚園生ぐらいだろうか。公園に咲いているカモミールを摘んでは眺めていた。無邪気に雑草に興味を持っている姿がかわいい。亮太は何気なく見とれていた。

 母親はふっくらとした体で子供の姿を眺めていたが、一度亮太の顔にも目を向けた。なにか意味ありげな意識を感じる目であった。母親は動き易いジャージ姿で、何かのスポーツの帰りかもしれない。うららかな春の日差しに青い色のジャージがさわやかに浮かびあがった。

「こらこら、そんなに摘んじゃだめよ。雑草でもカモミールはよく見るときれいよ」

 母親は無邪気に公園内を歩く女児に声をかけながら、また亮太に顔を向けた。この時も自然に向くだけではなく、亮太に何か興味があるみたいに力がこもっていた。亮太は何げなくこの二人を眺めているだけであった。


「さあ帰るわよ。お母さん、お夕飯のお仕度しなくては」

 母親は帰り際に意識した目で亮太の顔をまた見て、女児の手を引いた。女児のショルダーバックには絵本が無造作に入っていた。その本のタイトルが見えた。「あおいとり」と大きく書かれていたのが目に留まった。

 亮太もそろそろ家に帰ろうかと思った矢先に、思わず意識してその絵本を見つめた。

「青い鳥か! 高校時代に大須賀さんという女の人が読んでいた本と同じだ。今の子供が持っていた絵本は幼児向けに編集された本だな」

 ふたりの後姿はもはや遠くに離れていた。母親は遠くから今度はしっかりと振り向いて、時間をかけて亮太を見つめた。なにか亮太に話をしたかったのか、強い関心がはっきり感じられた姿だった。そして名残惜しそうな雰囲気のままに女児の小さな手を優しく取り家路についた。亮太は少し体を硬直して遠くに去るふたりを見つめていた。


 亮太はある思いが生じて、息を飲んだ。

「今の女の人、まさか大須賀さんじゃないか? 結婚したのだろうか。いやいや、あのお母さんは少し太っているし、顔も大須賀さんとは違うみたいだ。でも俺の事、やたら何度も見ていたから俺を知っている人には違いないかもな」

亮太は何度も考えを巡らしていた。

「そうだ、女の人は出産すると体型は変わる事があると言われる。それに高校を卒業してから十年以上も経つから顔も変わるだろう。大須賀さんかもしれない」

 亮太は親子ふたりが見えなくなっても、その街角を目で追っていた。


「そういえば高校生の時に、ドストエフスキーにこだわっていた俺をささやかに見つめていた大須賀さんは、びっくりするほどいろいろな本を読んでいたなあ。『青い鳥』を見せて『これは純文学よ』と教えてもくれた。図書室でのきれいな髪の毛を思い出す。あんなに傍に女の人が寄って来たのも珍しい。あの大須賀さんはどんな気持ちから寄って来たんだろう」


 亮太の思い出はさらに膨らんでいった。電線にはスズメが停まって鳴いている。

「図書委員長になって委員たちとは口論が多かったが、俺も確かに頑固過ぎたかもしれない。かと言ってむやみに折れるのもなあ。東京の書店では店長と協力して、時にはケンカ寸前な主張もして様々なアイデアを出したものだった。しかしそれも徒労と終わり、すべては思い出となってしまった。

 今は新しい職探しで奔走している。生き抜く為には職種に贅沢は言っていられないけど、本が好きな俺にとっては、なんとなく空しい感じだ」


 亮太は背負っていたリュックを膝に置いて、中身を空けた。ほとんどは再就職のための資料であったが、一冊だけの薄い文庫本が入れてあった。それを取り出した。それはドストエフスキーの「地下室の手記」であった。気軽に開いて眺めると、そこにはサイドラインや書き込みで満ちていた。

「俺はあの当時は勉強そっちのけでドストエフスキーばっかし読んでいたなあ。『罪と罰』が一番印象に残ったが、ドストの基本は『地下室の手記』だと聞いて、それからはこちらに凝ったんだった。でもそれほど印象に残れなかった。『カラマーゾフの兄弟』は長くて議論が多いので、やっと一回読んだだけだった」


「こうしてみると、俺の純文学という概念は狭すぎたかもしれない。大須賀さんの『青い鳥は純文学よ』と言う言葉が今でも記憶に残っているが、あの人の純文学はもっと広いものだったようだ。いやいや、それにそもそも現代では純文学だ大衆文学だは、深く分けていないようだ。スタイルはどうあれ、人間の生き方はその人が責任を取りさいすれば、どんな生き方でも良かったかもしれない」


 亮太は再就職の資料が詰まっているリュックの中身をのぞきこんだ。新しい仕事はないわけではなかったが、興味を持てずに断った仕事がほとんどだった。

「考えてみれば、どんな労働も仕事は仕事。職業に貴賎なしだ。わがままを言う事はもうやめよう。何でも興味を持って挑戦しなくてはいけないのだな。不安もあるけど、今は生き抜く為には仕方がない。自分の好みで世界が回っているんじゃないしな」


 リュックを背負って、亮太は家路についた。春風が心地よく頬に触れた。高校時代に大須賀さんの香りの良かった髪を思い出した。女からにあんなに近くに寄られた事も、今となっては懐かしい思い出だ。

「やはり先ほどのお母さんは、たぶん大須賀さんだろうな。すっかり大人になったが、高校時代はにこやかで知的で、そして華々しい先輩だった」

 偏屈な孤高の読書家を任じた世間知らずな青年の背中は、昔の思い出に満ちあふれていた。

 

 さわやかに梅の香りが舞い踊る。

 粛々と広場に生える草の群れ。

                              〈了〉                                               

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― 新着の感想 ―
[一言] Twitterのいいねしたら読みにいくで読ませていただきました
2021/11/08 01:17 退会済み
管理
[良い点] 「あおいとり」のタイトル通り身近にあった幸運を、可能性も含めて、この短い物語に複数示したことが素晴らしいと思います。  淡い青春からの引き込みは良かったですね。幾つかの可能性が示されること…
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