攻略サイトに頼る父
清十郎は攻略サイトで調べた。
魔法のマントはダンジョン内に一つあり、残りはダンジョン外にあるとされ、どこにあるかはランダムで決まるそうだ。
清十郎は一旦マントを探すのを諦める事にした。ダンジョン外は宇宙を含めて膨大であり、探していたら他を楽しむ余裕がなくなる。
清十郎は獲得したアイテムの紐に疑問を持った。擦ると伸びる引っ張れば縮む。この紐を伸ばして、ダンジョンから降りる為のハシゴの様にしたとしても、身体の重みで紐は引っ張られ、縮む。ハシゴとしては使えない
ではこの魔法の紐は何に使うべきものなのか。
「竹内さん、どうですか?」
竹内はしばらく考えて、「たとえば無限に擦ったら、宇宙の果てまで紐が伸びて壁を突き破ってしまう。なんてことありますかね?」
試しにマントを装備して擦るが、紐に対してマントの力が発揮されない。高速に擦れるが紐は伸びない。魔法アイテム同士は性質が同じだから打ち消し合うとかか?
竹内
「そういえば科学の実験だと、擦って静電気を発生させる場合、違う物質同士を擦らないといけないんです。」
「竹内さん。やけに詳しいですね。」
「はい、実は高校で先生してます。静電気実験では、
同じ物質だと物質の持つ電子数が同じになろうとして、電気が安定しようとして熱を生み出す、その代わりに電気が放出しなくて……」
「竹内さん、ちょと難しくて分からないので、結論をお願いいたします
「プラズマが紐を 成長させます。電気に反応して紐が伸びてる可能性がありますので」
「では、電気を、生み出せばいいのですね」
と、いっても清十郎は思いつかなかった。
竹内は生徒をなだめるように問いをだした。
「清十郎くん、無限大のエネルギーが発生してる自然現象ってわかる?」




