番外編 清十郎のゴースト
清十郎のゴーストは、その実力にて近隣のモンスター界隈では知らぬモンスターがいないくらいの有名モンスターになっていた。
清十郎達には、まだ言っていないが、モンスターのパトロール隊を結成していて、定期的に、街の見回りをして治安を監督している。以前に向井の目の前で人がドラゴンに喰われた出来事があった。たまたま、その場をパトロールしていたゴーストの一人は、プレイヤーの死体をつまみ食いしたそうで、ドラゴンと結託して人間を襲っていた訳では無かった。人間は助けるべき存在として教育を受けていたから、そのゴーストは向井を助けて、住処に運んだ。向井と一緒にいた根岸という男もついで住処に運んだ。
人間を助けると、どういう良い事があるのか、噂では知っていたものの、実際に体験してみと良いものであり、人間の指は器用にゴーストのツボを刺激する。ゴーストはもふもふモフモフされる快感を生まれて初めて知り、人間の虜になるのである。
それ以降、ゴーストパトロール隊は、人間を保護する活動に重点を置く様になり、人工知能が用意した悪のプレイヤーと善プレイヤーの殺し合いは、パトロールするゴースト達によって仲裁され、人工知能の計画倒れに終わった。




