清十郎視点
清十郎はパーティー会場に設置されたテレビから状況を確認していた。
ゲームの中では、このVIP惑星の空間だけが高度なセキュリティが設定されていて、人工知能の洗脳の影響を受けなかったそうで
清十郎は、息子が気になった
現実世界は殺し合いでパニックしていてテレビの中から悲鳴が聞こえる
ログアウトして直ぐに戸締りを確認しないといけない。清一は、まさかゲームにログインしていないよな
ここからゲームが再開した。事件のさなか、ゲームシステムは、【清十郎が息子対して罪の意識を感じた事から、それを晴らす為のストーリーを組み込んだ】
息子に殺される体験をさせて、息子への罪の意識を軽くするというホラー的演出であった。
つまり清十郎は、パーティー会場に来る前、息子を差し置いてゲームをする行為に、自責の念を感じていて、潜在意識はその不を解消させたいと願っていた。また事件をキッカケに、息子を必要に思う強い執着心から自己犠牲精神が芽生え、それを人としては不幸であるとシステムが判断した。息子に失望するストーリーを用意し、罪悪感を抱かなくていいように、心身のバランスをとれる様に配慮されたシナリオになった。だから、清十郎はもう一度、このタイミングからゲームを再開できる。
ログイン画面でナビゲーションシステムが、そのように状況を説明してくれている
「今ゲームしてる場合じゃないから!」
直ぐに家に帰って戸締りを確認しないといけない。
清十郎は清一がVRに接続していなことを願った。
今、清十郎は自宅にいない。息子にゲームをしている事がバレない様に普段はネットカフェの個室からアクセスしていたからである。
清十郎がヘルメット端末をとり、立ち上がったとき、視界は殺し合う人々の光景で満たされていた。
総勢500人はいるネットカフェで清十郎は殺戮の人混みを恐る恐る抜けていく。
清十郎がネットカフェの入口を見るとがら空きだった。
運が良かったのか清十郎は殺し合いに巻き込まれずに、無事にネットカフェを脱出した。
自宅に電話をかけるか応答がない。
世界中がパニックして回線が混雑していてて電話は使えない
清十郎は車に乗り込み自宅に向かった




