表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

39/64

『幽霊屋敷の真実』

幽霊屋敷に入ったプレイヤーは記憶を失ってしまう。屋敷の真相を暴くのはプレイヤーが屋敷に入らないのが正解


レベルの低い低級ゴースト、及びレベルの低いプレイヤーは気付けないが、幽霊屋敷は、そもそもそれがゴーストである。


その事に気付くことが、クリアの第一条件になる。


例えばゴーストが鍛錬を積み、テレパシーで心を読む力を鍛えていたら、幽霊屋敷の声が聞こえる様になる。幽霊屋敷の声に従って進むとゴールだが、ゴールに近づく殆、幽霊屋敷の声が大きくなり、その声の波動(テレパシーの波動攻撃)が強すぎてゴールに、たどり着けなくなる。 つまり屋敷はテレパシーの波動でゴーストを攻撃してきて、ゴールするのを邪魔してくる。


ゴーストはそのテレパシー波動の攻撃を封じ込める技(逆波動のテレパシーを出して打ち消す)を使えないと、ゴールには辿りつけない。


その逆波動のテレパシーの存在に気付いて能力として身に付ける事こそが、屋敷の秘密を暴いた際の報酬である。


報酬特典としてゴーストは逆波動のテレパシーを出せば心を読まれない。例えばゴーストが敵のゴーストに襲われたら、互いに見えない存在なので、テレパシーで心を探り合い、互の位置を把握して争う。その際、敵に向けて逆波動のテレパシーを使えば心が読まれないから、闘いを有利に進められる。



この隠しイベントの達成率はとても低い。


まずゴーストがテレパシーを波動だと解釈するのが難しい。なのでゴースト一人でその力をコントロールするのは不可能に近い。

またプレイヤーがゲーム参加すると記憶喪失になるから、プレイヤーがゴーストにアドバイスするのも難しい。


クリアするには、屋敷外にて(あるじ)に屋敷内で起きた手がかり(テレパシー波動)なりの疑問ぶつけて、主とのコミュニケーションを密にしていく必要ある。その際、主に推理力や思考力、会話力が足りないと、ゴーストの隠された能力である逆テレパシーの技術を引き出す事はできない。


幽霊屋敷はレベルの非常に高いイベントなので、攻略方法は口外されない傾向にある。


また逆テレパシーで+テレパシーをかき消せるということは、ゴーストの存在感をかき消せるという意味でもある。プレイヤーにゴーストの存在を気付かせることなく、心を盗聴できる。悪意を持つ者が、そんなゴーストを従えると、非常に都合の良い存在になり、だからこそ、攻略方法が口外されない傾向にある。





「なるほど。だから、ゴーストちゃんは、あんなことを聞いてきたのか」


竹内は小さく呟いた。ゴーストが寺井と安井の心を全く読めないのを気にして竹内に「ぷらいばしいいって何?」と質問してきたのだ。


竹内はシステム管理者でありゲームの仕組みは大よそ把握しているつもりでいた。しかし、細かい仕組みに関しては認識不足であり、ゲームを直接プレイして、学んでいる状態である。


竹内はゲーム中、幾つかの嘘をついていた。高校教師であること、ゲームを知らない初心であること、システム管理者の権限を使えば、清十郎達の探している息子達にも容易に出会わせる事ができること


竹内には、引きこもりの子供がいてゲームに現実逃避している。清十郎達と事情が違うのは、ゲーム内での息子の居場所が分かっている事であり、また、親子関係がどうにもならないと思い込んでいる。


竹内は息子に相手にされない欲求不満な日々を解消するべく、他人の引き篭り相談を受けて、偉そうに説教して欲求不満を解消している。清十郎が引き篭り相談所に来た際に、自分より偉そうな態度をしてくる清十郎に腹が立ち、ゲームの世界で先回りして待ち伏せしていた。


痛み止めアイテムを使い、ゴーストからの攻撃に痛い振りをして清十郎の同情を誘った。清十郎が、この痛いゲームから早々に逃げて貰っては仕返しにならないと思った竹内は、いろいろなヒントを出してる間、清十郎の偉そうな態度が変わってく姿を見てしまった。


普段ぶっきらぼうなキャラが、そうでない態度を突然すると、普段から性格が良い人と同じ位に良く見えるもので


竹内は清十郎と行動を共にする事で感情移入をしてしまい、前向きに冒険を楽しむ様になった。


竹内は清十郎と出会う前は、息子の引き篭りの事で悩んでいて、遊ぶ心の余裕がなかった。今は清十郎達とゲームをするのが楽しくて、ついつい今日も、上司の目を盗んで仕事の合間にログインしてしまっている。


そんな竹内も清十郎同様に多くを忘れてしまっている。宇宙人や政府の陰謀があったこと、清一を監視し清一の人脈を調査し、ヤクザから政府と戦う為の兵器を手に入れた事。それらに関連し、息子と清一が友達同士だった事、清一に息子が助けれた事等、多くの記憶を宇宙人らのハイテク技術で消されてしまった。


断片的に消されてチグハグとなった記憶は竹内自身想定しない価値観へと纏められたが、竹内自身、その事には気付いていない。それは竹内を取り巻く同僚や上司、息子も同じであった。宇宙人、及び政府の陰謀に関連した者達は皆、記憶を抹消され、別人の様に生活しているのだった…





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レビューは、お勧めする内容でなくとも全く構いません。お勧めできない理由や、ここがツマラナイ等なんでも構いません。 否定してこそ、新たな創造が生まれると思っているので
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ