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大会の準備

清十郎は大会に出るべきか迷っていた。勝てるとは微塵も思ってないし、勝てないならワザワザやる意味もない。痛止めを使って痛みを回避できるとしても、痛いからこそスリルある戦いができるわけで、


清十郎は矛盾した葛藤をしていた。痛みなく戦いのスリルだけを感じる事はできないのか、もしそれができたら、学生時代に剣道にハマった以上にハマれるはずだと




竹内

「覚醒剤はドーパミンの生成を促し、それで快楽が得られる。

覚醒剤はドーパミン作動性に作用するため、中毒症状は統合失調症に類似する。強迫性障害、トゥレット障害、注意欠陥多動性障害(ADHD) においてもドーパミン機能の異常が示唆されている。

Wikipedia ドーパミン参照」




清十郎

「竹内さん何を呟いているんですか?


竹内

「学校主催の麻薬の危険性を考える会の幹事役に選ばれてしまい、麻薬に関するレポートを明日までに提出しないといけないんです」


清十郎

「ゲームしてて大丈夫なんですか?


竹内

「魔法のマントを使うと速読ができまして、ゲームの中で仕事やる方が早いんです。目も疲れませんし」


清十郎

「覚醒剤は未だに無くならないの、なんでなんですかね? 快楽ならゲームで妥協してればいいのに…」


竹内

「ゲームの中でも麻薬を密売してるくらいですから、余程気持ちいいものなんだと思います」


清十郎

「ゲームの中でも!?」


竹内

「私も詳しくは知らないのですが、このゲームのどこかに売人が潜んでて、快楽を欲しがってるどうしょうもない人を探しているのだとか」


清十郎

(快楽を欲しがる……)


竹内

「だから清十郎さんも気を付けて下さい」


清十郎

「清十郎は麻薬なんて買うお金有りません」


竹内

「それは素晴らしい。何よりも確実な防衛術ですよ。ですが、人生を投げやりなる高齢世代程、危ないんですよ。先が短いと、ついやってしまって、バレたらバレたでバッシングを受けてしまって」


清十郎

「攻められるのは、当然じゃないですか?」


竹内

「中毒性があって、怒りをコントロール出来なくなるんです。自分を不幸な人間だと思い込んでしまい、更生しにくくなります」


清十郎

「竹内さんは麻薬した人を攻めるべきではない、と?」


竹内

「そうですね、攻めていい人と、そうでない人が、いると思います。でもそれが正しいかどうか自信はないですね」


清十郎

「竹内さんは、魔法の研究してましたけど、魔法で麻薬みたいなものは作れないのですか?」



竹内

「魔法書に書いてあったのは、理論上作れるが、副作用なしが作れないそうです。快楽記憶を消去して、依存させないようにできたりはするけど、それは脳細胞を消してる訳じゃなくて、記憶を引き出せないようなストッパーをかけてる。やればやるぼとストッパーが脳内に増えていきストッパーだらけになった脳は思考力を失います」


清十郎

「要するに無理なんですね……」

麻薬の話を聞く限り、清十郎には一生縁がなさそうな話である。


清十郎

「じゃあ、竹内さん、、こういう魔法は作れますか? 」


清十郎は痛みを感じないでも戦いのスリルを味わえる方法が無いかと訪ねた


竹内

「それはきっと、戦いの恐怖心に関する分野だと思いますから……」


清十郎は回答を心待ちにしている



竹内「アドレナリンが恐怖を司っていて、恐怖は心拍数を上昇させたり血液を固めるので危険です。しかし恐怖心を感じなくする魔法はあります。副作用はありますけど」


清十郎

「副作用?」


竹内

「リバウンドして、前よりも恐怖を感じやすい体質になります。先ほど説明したストッパーのことですが恐怖を司るアドレナリン分泌神経の手前にストッパーを入れて恐怖をシャットアウトしてしまうのですが、入れたストッパーは自然消滅して問題ないのですが、ストッパーした部位の信号が途絶えてる時間、他の脳野が使われ過ぎてしまいます。信号による神経の摩耗が進み脳が退化していき、一方で恐怖野は休んでいて活性化し、前よりも恐怖心を感じやすくなります。

恐怖心を感じないウルバッハ・ビーテ病という難病があり、主にその患者に対して試験的に魔法を使わせているそうです」



清十郎

「なら痛み止めアイテムにも副作用が有りそうな…


竹内

「痛み止めに関しては副作用が有りません。脳神経に直接ストッパーを入れる仕組みでの痛み止めならリバウンドの副作用ありますが、これはあくまでもゲームなのでプレイヤーの防御力(ステータス)を調整します。痛み止めを使ったプレイヤーの防御力が上がり、その為ダメージを受けても痛くありません。なので痛み止めに関しては、いくら使っても安全が保証されてます」


清十郎

「良かった……じゃあ、安心して使っても問題は無いのですね」








ところで竹内さんは大会にでるんですよね?


竹内

「ゴーストちゃんが出るから私も出ようかと思っていたのですが、私がでたらゴーストちゃんの試合を見れない可能性ありますし、辞めとこうと思います」



「安井さんはでる?」


安井

「私はやる気満々です。武器も手入れも怠りません」


清十郎

「武器の手入れ?」


安井

「魔力を武具に注ぎ込む魔法なんですけど、武器は耐久性が向上して長期戦で有利なりますし、防具だと耐久性と共に防御力が向上します。









ー寺井の視点ー


さてと、お嬢の学校への送り迎えも終わった事だし、大会に向けて訓練しとかんとな。



おや?清十郎からメッセージがきてる


清十郎「大会に出ようかと迷っているけど、とりあえず練習参加してみたい」


寺井「なるほど。そういうことなら、相手になってあげましよう。









寺井の職業は魔法剣士。剣に魔力を込めて耐久性を上げることは得意だし、当たり前にやっている。究極的に強い技がテレポートで剣を相手の急所に飛ばしたり、テレポートで敵の背後に現れての攻撃で、


魔法剣士は瞬間移動(テレポート)をしながらのスピード感溢れるバトルができる人気の高い職業である。


寺井のレベルが10000だとしたら、清十郎のレベルは1くらい。力の差が10000倍はある。


練習試合を清十郎とやるにしても、清十郎のレベルをせめて5000程度に引き上げないと練習にならない。


寺井は試合する前に清十郎に課題を出した。内容は反射神経を上げる(スピードを上げる)ことで、アイテムや魔法で増強でもできるが練習してても増強できる。

練習次第で、1時間で世界がスローに見えるようになる。その能力はプレイヤーにとって戦闘や危機意識に関連して発動する防衛技である。、普段安心してゲームをしているときは時間の流れは普通になる。


練習限界の到達点は光の早さを超える反射神経を身につけられる。つまり未来が見えてしまう。


大体24時間の訓練で時間を止められ、100時間の練習で未来予知ができるようになる。


寺井は戦闘中、時間が止まった世界が見える。時間を止められるが、その中を動けるスピードが早くなるわけではない。

寺井のペースで時を一瞬ずつ進められるから、テレポートで剣を急所に飛ばすと成功する。

寺井のテレポート攻撃を避けるは、最低でも未来予知の能力が必要になる。


清十郎が練習が面倒くさいなら、アイテムや魔法で補うこともできるけど、練習して反射神経が身に付くのは、それ自体に快感性があるから、寺井は課題としておすすめした。



清十郎

「一応、仕事とかあるんで、その課題はムリです」

丁重にお断りする清十郎。大会の日も仕事と重なるかもしれないから、出られるかわからない。


散々説明したから寺井のショックはとてもおおきいぞ


清十郎

「代わりにゴーストを大会に出すつもりなのだけど、反射神経の練習はゴーストもできる?」



寺井は今まで、モンスターの反射神経の成長性の有無について考えたことがなかった。

モンスターはプレイヤーとのコミュニケーションか下手であり、複雑な言語を理解できないから何かを教えるのが難しい。。

ゴーストは例外的に会話の空気を読むのが上手いが、とはいえ所詮はモンスターである。寺井はモンスターの反射神経を成長できるものとは認識してなかった。清十郎に指摘されて初めて意識した。

「やってみないとわからない」

寺井自身も、清十郎のゴーストがどう成長するのか興味があった。

「清十郎、少しの間にゴーストを預からせてくれないか?」

寺井はゴーストの特訓を申し出たのだった。





〜ゴースト視点〜


ゴーストは寺井が苦手だった。幽霊屋敷での一件(リンチ)は寺井の幻がやったことであり寺井は悪くない、と思っているがリンチされた思い出は残ってる訳で寺井を見ると、つい嫌な思い出が蘇る。


清十郎の心の中を見るに、寺井と自分が仲良しになるのを望んでいる。仲良しになれば清十郎に喜んで貰えるかもしれない。


ゴーストは勇気を振り絞り、寺井の訓練を引き受けるのであった……


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レビューは、お勧めする内容でなくとも全く構いません。お勧めできない理由や、ここがツマラナイ等なんでも構いません。 否定してこそ、新たな創造が生まれると思っているので
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