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アンドロイド都市ギガロポリスで

アンドロイド都市というだけあって、街並みは機械的で、空には透明感ある道があり、その道をなぞる様にタイヤのない車が走っている。


車を運転しているのはNPC(プログラムのキャラ)で、高度な擬似人口知能を持ち、電脳世界での衣食住と経済活動をする様にプログラムされている。NPC(アンドロイド)は人間と同じ様に出産し、家族を作り会社に行くし、テレビや映画も見る。プレイヤーはこの世界で手続きを踏めば、性別を変えられたり、出産したり、アンドロイドと恋愛結婚したりと、壮大なオママゴトを魔法科学という概念により出来るようになっている




「なるほど」

清十郎のナビゲーションシステムが疑問に答えてくれた。


魔法技術の恩恵か、街並みは、空の上の方に続いていて、上に行くほど、広くて大きな建造物がそびえる。また空に浮かぶ街のせいで下の都市に影ができる事もない。


清十郎たちはその下側の街にいて、その下にも街はある。

下の世界は工場が建ち並び煙突から黒い煙が出ている。煙といっても魔法的な煙なのか大気に拡散しても空気は変わらない。美味しい空気である。


工場街の下にもまだ街は続いているようで、よく見ると底(地面)が見えない。都市全体が雲の上に浮いている。


西中さんから貰ったアカウントから娘さんの位置する座標は分かっている。

娘さんは清十郎達が今いる場所の直ぐ下の工場都市のどこかにいる様である


道なりに進めば、たどり着けるらしいが、距離的に、車が必要だ。


清十郎たちの前に一台の車が止まった。

誰も乗っていないが、ナビが自由に使っていいと説明してきた。

街を巡回する無人レンタカーであり、運転は自由にしても良いし、自動運転で好きな所に連れて行ってくれる。運賃50ギニである


50ギニはリアル世界の通貨価値でいうと5000円である。

この件に関して金持ちは安井が無言で入金した。

支払いが済んだ事すら清十郎は気付いていない。


ここで支払われたカネはNPC達の経済活動に影響を与える。例えばNPCが独自に武器や防具を作り商売したりするし、資金が潤沢にあれば安く商売したりもする。、プレイヤー達が投資した分の見返り分、街が発展していく仕組みになっている。




清十郎達は、とりあえず、さっちゃん(愛称ネーム)の場所まで連れて行って貰うことにした。


途中、一台の車が猛スピードで追い越していき、クラッシュした。初心者プレイヤーが運転したのだろうか、車はカーブを曲がりきれずコースアウトして谷に落ちて……。その後、その車は何かに引っ張られる様に空を飛んで元の(コース)に戻って走り出した


その車は猛スピードでこちらに向って来て、清十郎の車の横につけた。通信でのメッセージが入って来た。

「やあ、俺は向井っつうんだけど、やることなくて暇で車でぶっ飛ばしてたの。みなさん、今からどこ行くの? 良かったら俺もついてっていい?」


清十郎は、暇だから付き合えタイプは苦手である。悪気は無いのだろうし、明るく気さくで、断わり易い空気をかもしてるつもりなのだろう。でも、だらこそ断りづらくもある。断るとこっちが悪いみたいで、後で嫌な気分になる。そもそも暇なのは、その人の問題であり、誰かでその暇を埋めようとか考えるのは失礼なのではないか。暇でなかったら知り合うことさえしない筈であり、忙しくしてたら相手の事を見向きもしない筈であり、素通りしてもいいと存在だと認識している。性格が厚かましいのである。



竹内「ごめんなさい。わたし達これから人に会いに行く予定なの。知らない人がいると、きっと困惑すると思うから」


竹内もこのタイプは苦手だった。明るいだけで空気が読めないのを混同してしまったキャラは、芸人だけが許されるものである。芸人を真似して利用するならライセンスを支払ってからが筋である、と竹内は思った。




向井

「えー、そんなら、その人に連絡とってみようよ。もしかしたら、俺の知り合いかもだし、友達の友達なら、俺も友達でしょー?」


安井

「悪いけど消えてくれる? 視界から消えてくれる?」


安井は気が強い性格をしていた。


向井

「なんだよ、ちょっと遊ぼうって声掛けただけだろうがよ、お互い暇なら気持ちマッチしていいじゃないかよ」


安井

「たとえ暇だとしても、アンタの様なとは遊びたくない」


向井

「なんだよそれ! 初対面でそれはヒド過ぎるだろ!」


向井は明らかに怒ってる。このままズルズル喧嘩が始まってしまうのだろうか





向井

「なんだよ、みんなしてシカトかよ、お葬式じゃないんだからさ、もっと明るくしようよ。ほら、あの遠くに見える山って凄くデカくて富士山の何万倍くらい、あるんだろうな……」





「去れ」


安井が切れた。

「いいから、早く去れ!、去れって言ってんだろ! 」


向井

「ちょ、いきなり何そんなにマジで怒ってんのさ、重い空気だから、盛り上げようと沢山、喋ってるだけなのに…」


向井の言葉に正論が入ってるだけに反論できない。安井は何かを言いたげだが、何も言わなかった。


安井が何も言わないので、向井は暇になる。

その間に向井は安井のプロフィールを見た様で……



向井

「何このブロフ(笑)金持ちの御婦人が、引きこもりの息子を探してるってwww」




安井は立ち上がると運転席に移動した。自動運転を解除してアクセル全開で向井の車に突っ込んだ


向井

「テメー! イキナリどういうつもりだ!」


安井

「ヒマなんでしょ? 遊んであげるよ?」



向井が追いかけ安井が逃げるカーチェイスが始まった。街を駆け抜ける2人。


歩いてる人にぶつかりそうになるが……


どうやら車に乗ると街中を歩く人(アンドロイド含め)の体は通り抜けるらしく、事故にはならないみたい。なので、構わずカーチェイスする2人


向井

「まて! コノヤロ! 俺に一言あやまれ!」


安井

「先に喧嘩を仕掛けてきたのは、お前だからな! お前がまず謝れ!」


向井

「何のことだか、さっぱり、わからん!お前、頭痛過ぎるだろ!」


安井の向井のハートビートに火がついた。

デッドヒートを繰り広げながら、目的地さっちゃんの居場所に、たどり着いた。


さっちゃんは沢山ある工場の1つ、その中に居るようで


清十郎達は工場の中をこっそり観察した



向井

「なんなんだよ、おまえら! そばに居るオレの存在とか、とことん無視かよ!」








あとがき


〜向井データ〜

職業軍人

軍人は弾薬等を扱える武器を豊富使いこなし、ヘリコプターや戦車等も装備できる。戦争関連のサバイバルイベントでは仲間に加えておきたい職業らしい

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レビューは、お勧めする内容でなくとも全く構いません。お勧めできない理由や、ここがツマラナイ等なんでも構いません。 否定してこそ、新たな創造が生まれると思っているので
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