ゴーストする息子
清一の目に飛び込んだのは見慣れた風景だった。いつものダンジョンで、初めてゲームを開始すると始まる場所。
道順は覚えてる。とにかくダンジョンの外に出て、仲間と合流すること。
しかし、
ゴーストの体に慣れない清一。
上手くまっすぐに進めない。
あたふたしていると、
何かが近づく気配がする。
強い気配
清一の人生において気配の感覚をこんなにも強く感じたことはない。すぐ目の前に何かがいる気がするが、何も見えない。
しかし、目の前に何かがいる確信がある
心に強いプレッシャーかけられてる気分になる
まるで「旨そう」な意味合いの殺意識が清十郎に流れんでくる。
まずい!
殺られる!
思った瞬間もう一つの強い気配を感じる
もう一つの別の気配と気配とがぶつかり合うようで
まるで
争ってるのかのよう
二つの気配が擦り切れ合っているのが伝わる
ゴースト同士が清一という餌を巡って争ってるのかもしれない。
今が逃げるチャンスである。
逃げたいが上手く飛べない。まだ使いこなせない体だ。
このままでは、ここで殺られてしまう。ログアウトボタン
押しても戻れない。古いダイブ装置だか壊れてしまったのかもしれない。
あたふたしていると、ゴースト同士の決着が終わった様で
大きな気配が迫ってくる
もうだめ!
ってあれ?
どういう訳だか、なんともないそ。
食べられて、ゴーストと一体化したということか?
いや、ゴーストから、
意識を感じる、
敵意も、殺意でもない意識。
これは好奇心に近い意味合いで
言語化するなら
(大丈夫か?)というメッセージが清一に飛ばされている
どういう訳だ? オレはゴーストに助けられたのか?
意識をゴーストに傾ける、なんとなく、
「同じ匂いがする」
と言わてるような
このゴーストには殺意ではなく暖かさの気配を感じる
この世界ではゴーストになるとゴースト同士でテレパシー的な会話ができるみたいだ
ゴースト「前にお前と似た匂いを出したやつが、いろいろと良くしてくれた。だからお前は食べない。」
清十郎がゴーストハントした際に、てなずけたゴーストかもしれない。
そうとは気付かない清一。ゴーストとのコミュニケーションを試みた。
意識をキャッボールする感じで、互いの理解速度は言語を使うよりも1000倍早い感じで
清一はゴーストからあらゆることを教えて貰った。
この世界の秘密について、ゴーストは人間以上に詳しかった。
この知識を使えば政府の人口削減の試みも止められるかもしれないが……
清一はゴーストから、飛行のコツを学び 無事、この世界のアジトにたどり着いた。
仲間は清一がゴーストだから見えない。清一メモを書き、仲間の顔にこすりつけた
仲間「いててて」
仲間「なになに? 団長がああなってこうなって今ゴーストになって、目の前に居るだって!?」
清一は水を被った。ゴーストのシルエットが現れた。 清一はその姿を見せつけて理解しようとしてもらうが、 どうみても透明感ある人間のシルエットである。
仲間「透明人間だったのか、ステルス防具さっさとはずしなよ」
清一は信じて貰えてない。メモに(テレパシー魔法をかけろ)と書き伝える。
仲間「本当にゴーストなら、証明してよ」
清一は思わずどついた。
仲間「あ、これは団長の癖の暴力だ」
納得してもらえた。仲間はメモ通りテレパシーの魔法をかけ、ゴースト清一との情報共有をした。




