手伝う管理者
システム管理者は言った
「二十年前。
死後の世界を発見した政府は
その世界の開拓するようになった。
あらゆる人体実験をして、その世界を調べあげ、人類の理想郷を作ろうと試みた。その結果、あのような異世界が出来上がった。
だから、あの世界は、物理的にも繋がってない。
破壊することができないんだ」
清一「だからって諦めていいのかよ。あの世界に行けば人が沢山死ぬことになる。いくら人口削減が目的だとしても、納得がいかない」
システム管理者「どうしても逃げないのかね」
清一「逃げる逃げないの問題じゃ……」
清十郎「その実験に使っていた装置というのは、今はどうなってる? 使えないのか? その装置が手に入れば向こうの世界に清一はいけるんじゃないのか?」
システム管理者「昔政府が実験に使っていた施設があります。そこからかならセキュリティも甘いし、私が手伝えば可能かもしれません。 しかし、昔のシステムはあの世界を発見したばかりの頃の旧式で、意識を完璧には飛ばせないです。だから向こうの世界では不十分な形となった存在になりますよ?」
清十郎「不十分なカタチ?
システム管理者「意識が人間になりきれずゴーストな存在になります
システム管理者「ゴーストはゴースト同士で喰らい合う関係で、食べられたら意識を奪われて、死にます」
清一「こっちの世界に帰れないということ?」
システム管理者「帰れたとしても、意識を保てない。廃人になるか、知能に障害がのこると思います」
清一「しかし、あちらの世界に行けば、また人の助けができるのだよな?」
清十郎「…」
清一「だったらいくぞ。ゴーストになってでもログイン中の仲間と連携する」
そういうと、清一は車の表面を塗装し始めた。監視カメラを欺くためだ。
ゴーストになったら言語は使えない。姿が見えなくても、意志の疎通は筆談、魔法、アイテムで、なんとかなるかもしれない。
清一はゴーストになったあと未来に希望を持ち車を発進させた。
システム管理者の教えだと、高速道路の45線福岡のトンネルから、施設に入れるそうだ。
旧実験施設にて
ダイブ機械は起動してある。システム管理者の支援により、あとは装置に入るだけ
システム管理者「ダイブ装置は古いので故障している可能性があります。もしもの為に外部から強制ログアウトできるように一人残ってください。私はここへ来るのは難しいので」
清一は父親に残る様に説得した。
清一がダイブする瞬間を見届ける父親
清一の意識が飛ぶ。
そして異世界で清一の意識が形作られる。




