不在する父
まえがき、
本編にあまり関わらない話、読み飛ばしていい
竹内は清十郎達を見送り魔法書物を研究していた。
館内には魔法を実験、テストできる専用の部屋があり、幾つかの書物持ち込んだ竹内は、さっそく魔法を使ってみた。
「ファイアー!」
活き良く書物が燃えたが、しばらくして書物は再生された。MPは5%程削られた。 素手よりは威力はあるだろうが マントのチカラと比較すると地味であるし、マントがある限り戦いでは使わないだろう
実験室では擬似モンスターと戦える装置が置いてある。
擬似モンスターは基本能力は実際のモンスターと同じであるが、攻撃力が0に設定できる。ダメージを受けなくて済むから、初心者の多くはここで練習をする。
練習の主な理由になるのがプレイヤーとの対戦である。モンスターとの闘いではマントを装備しての物理攻撃が主体となるので、攻撃魔法は使わない。
攻撃魔法は10000種類程あるが、元は50種類程度だった。魔法教本入門には、魔法名を唱えるだけで手軽に使える技「ファイヤー」が記載されているが、火を生み出す原理そのものを理解し、魔力を使えば結果的に火を生み出すことができる。
たとえば原始的な火起こしの原理は摩擦であり、魔力で空間に摩擦のエネルギーを加えると空気中の酸素Oと結びつき着火の第一条件になる。
一般的に火起こしに使う着火剤は、枯れ葉など、炭素を多く含む植物である。炭素が燃えると、空気中の酸素と結びつき、二酸化炭素CO2に変換される。CO2は空気より重く、下に向かう力が働くのでその分、周囲の空気(火種になる酸素)を上に押し上げる。上に向かう酸素の流れに合わせて着火点も上にずらせていけば、 火種を維持できる。ことになり第二条件が完成したことになる。火種を維持してる場所が燃えやすいものがあるなら、自然発火した様になる。燃えやすいものがないなら、火種になる様なモノを仕込んだりする。
例えば粉塵爆発にみられるような粉類を使ったり、ガス袋を投げつけてみたり
それらは一見魔法的ではないものの、透明処理を施したりの加工すれば魔法ぽく見える。魔法らしさを求めないのであれば、MP節約に繋がり、対人戦等では有利に働く
尚、分子を選別し制御できる魔法を覚えたら、周囲の酸素を集めて圧縮して火種として使うのが効率的に燃焼できる。
竹内
「練習すれば、冷気の魔法アイス!と言って嘘をつきながら、ファイヤーを放つこともできるのか、」




