痛み止めヲ貰う父
清十郎は説明した。オカネはいいから、引きこもりの息子を探したい。それを手伝って欲しい。無理なら誰か困っている人を教えて欲しい。その人と人脈を作り、いずれ芋ずる式に息子にたどり着ける
「そうでしたか、そういうとでしたら、」
青年はしばらく考え込み、答えた。
「頭の隅に留めておくことくらいはできるでしょう。こちらもゲーマーの中に引きこもりがいるかどうか、意識して見てみます。引きこもりの情報を得たら、清十郎さんに、送りますので、それを手伝いの報酬として扱って宜しいですか?」
清十郎達は納得した。
「手っ取り早く魔力を集めるにはドラゴンから抽出するのが、いいのですが、戦闘に参加はされますか?」
清十郎ではレベルが低いのではないか?聞いてみると
「この世界にレベルの概念はないので、それなりの装備をつければ、やっていけます。勿論マントの装備は必須です」
マントだけでは勝てないのか? あれだけの破壊力なのに、
「マントのパワーはドラゴン系の相手には有効じゃないんです。他の動物には有効なのですが」
モンスターの属性が、いわゆる魔法属性があると、とにかく固いのだそう。
「マントがなくては即死ですよ」
竹内さんは怖がり始めた。たしかに痛みを直接受けるこの世界の闘いは、清十郎自身も遠慮したいものだった。
「こういうアイテムがありますよ?」
これは?
「痛み止めです。痛さを軽減する魔法もあります」
知らなかった。
清十郎はネットでろいろ知識を得ていたが、このゲームの世界について、まだまだ無知であった
「どうですか? 痛み止めは差し上げます。装備もひと通り貸しますよ」
清十郎は竹内さんと相談した。マントは1つしかないので、ひとり居残りになる。
竹内「居残っていたいです。ここにある魔法書物を研究してみたいですし。」
清十郎はここのメンバーと共にドラゴン退治で火山へ、一方竹内さんは、居残りで勉強を開始した。




