ブラックホールと回答す父
「清十郎くん、無限大のエネルギーが発生してる自然現象ってわかる?」
ブラックホール?
竹内
「そう、だから、ブラックホールに投げ込めば無限大に紐は成長する」
清十郎は早速、ブラックホールを探した。マントの力は反射神経も思考も速くなるから、あっという間にブラックホールを見つけた。早速、紐を放り込んでみると
清十郎は後悔した。
紐が伸びてるのはいいが、不規則に回転していて、ムチのように清十郎を襲う。紐が魔法属性だから、魔法のマントの防御力を相殺している。要するに生身の人間が紐でムチを打たれる痛みに近い。
紐はブラックホールから飛び出した。魔法性のアイテムだからか、ブラックホールの吸引力の影響を受けつけない。安定してブラックホールの中には留めるには紐を持って中に入るしかない。
ブラックホールに入った清十郎は紐の真ん中を持った。そうすることで、紐は安定してどこまでも伸びていった。
紐の先が鞭のように暴れまわる。紐は惑星や銀河を次々と破壊していく。
宇宙が滅茶苦茶になっていく光景を竹内は見ていた。破壊の揺れと、爆発から伝わる熱波に、次第に自身の身に危険が及ぶと感じた竹内は清十郎を残して一先ずログアウトした。
しばらくして清十郎はブラックホールの外を見てみた。
塵やガスばかり。
なにもかも破壊されてる。前回、竹内さんが銀河を破壊してまわったけど、それをも超える破壊力だ。
継続してブラックホールの中に紐を入れ続けると、宇宙ごと膨大させて破壊するかもしれない。そしたら竹内さんの見た黒い点にたどり着けるかもしれない。
清十郎はブラックホールの中心で紐を支え続けた。
紐は伸び続け、宇宙を埋め尽くし、果ての壁を破裂した。内側の宇宙に漂ってた塵は、外側の更なる広い空間へと拡散していった。
竹内さんが見ていたという黒い点は、どこにあるのだろうか。
何も見えない。調べても完全な無が広がっているとしか思えない。
清十郎はネットの攻略サイトを調べた。紐のイベントはただ世界を破壊して気分を爽快にする為のアイテムらしい。
一人がブラックホールに入り一人が世界の破滅を見て楽しむ。紐はゲームの進行とはなんの関係もないアイテムであった。また同じくマントを使っての二人一組でする宇宙の果て壁を突き破るイベントも、宇宙爆発を楽しむもので、その先にプレイヤー同士が繋がる様なイベントは無いのだそう。
攻略サイトによると、ダンジョン内にログインしてすぐ、真下の地上に降りると、ちょうど街の上にでられるそう。
その街は特殊なバリアが張られている設定にて、魔法のマントからの破壊攻撃も受け付けない。オンライン上のプレイヤーたちが必然的に集う街になっている。
静電気実験はたまたまNHKでやってたのでネタにしました。
同じ性質のものが、静電気を生み出さないのなら、ブラックホールそのものは同じ性質の重力粒子の集まりとして、電気を生み出していない。ことになる。
しかしブラックホールはいろいろ吸収してますので、異質物とまぐわい、静電気自体は発生しているかもしれない。
静電気は熱との交換原理から発生するらしいのですが、もしブラックホールが電気を生み出さないなら、その分熱を生み出してることになるでしょうか。
最近の発表では、銀河の中心に複数の巨大ブラックホールがある可能性が高いみたいなことがいわれてて、同時に一つの銀河に10億くらいの小規模ブラックホールがある可能性もあるとされてます。もしかしたら、太陽にも、木星にも、あるいは地球の中心にもブラックホールは存在していて、みんなで互いの引力で釣り合がとれてるから、地球は中心に向かって潰れないのかも。




