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ICカード乗車券ICOCAのマスコットがカモノハシだと知って三年に一度くらい結構な衝撃を受ける件

拍手をくださった方、ありがとうございます!



 JR西日本が発行している便利な(使ったことはない)IC乗車券、その名もICOCAイコカ

 キャッチフレーズは「ICOCAでいこか~ タッチしていこか~」という脱力する感じの生ぬるさ。褒めているのである。わたしゃ関西の人間なんでね。関西を構成するものの一部として、このようにどこか気抜けする風情を愛しているのだ。

 それで、そのICOCAのマスコットキャラクターが存在するのであるが、それがペンギンではなくてカモノハシだという事実を三年にいっぺんくらいの頻度で誰かから聞いて、そのたびに衝撃を受けているわたしである。

「ICOCAのキャラクターはカモノハシやで」

「……なんやて……!?」


 ってな具合に。

 2003年にICOCAが運用開始されたらしいので、これまで先週を含めて都合三回、わたしはICOCAのキャラクター『カモノハシのイコちゃん』によって衝撃をもたらされていることになる。

 いや、それはお前が物覚え悪いだけやろと言われそうであるが、いちいち衝撃を受けるにはそれなりの理由がある。


 第一に、わたしはICOCAを使ったことがないので、ICOCAのキャラクターに頻繁に触れる機会がなかった。(でもJRに滅多に乗らなかったなどということはない。ICOCAはポスターなどで宣伝されているので、イコちゃんに触れる機会がなかったなどという言い訳はどうあっても許されない)

 第二に、あれはどう見てもペンギンである。

 イコちゃんは全身水色で、くちばしはオレンジ色っぽい。その時点ですでに、ペンギンではないと気づいてもよさそうなものだが、そうは問屋が卸さない。というかわたしが卸させない。

 だって。

 イコちゃんの全体像など、誰がまじまじと観察するものか。よく見れば、足になんか水かきがついているし、しっぽもあるし、嘴はたしかにカモノハシのそれで、寝そべっている姿はどう転んでもカモノハシ。カモノハシ以外の何物でもない。

 でも正面から見ればペンギンに見える。カモノハシだと知って見ればカモノハシだが、ペンギンだと思い込んで見ればペンギンなのである。(でもペンギンはJR東日本のICカードSuicaのキャラクターなのだ。それをきちんと覚えていたらこのような間違いは起こりようがない。それによくよく考えれば、ペンギンなどというスタイリッシュ感に溢れたキャラクターは関西の風土には似合わない。カモノハシくらいで手を打つのが賢明である。←カモノハシに失礼。そこはかとなく失礼)

 第三に、ICOCAの話題は出たとしても、そのキャラクターであるイコちゃんそれ自体の話題などそう頻繁に人々の間にのぼるものでもないので、わたしがイコちゃんをカモノハシだと認識する機会は得られない一方である。

 したがって、「ねえねえ、今日の【週刊イコちゃん】観たぁ~?」などという話題が存在しない限り、わたしがイコちゃんに触れる機会など訪れるわけがないのだ。(っていうか今日の週刊イコちゃんって、日本語おかしいよな……)


 つまり、見た目がペンギンなイコちゃんそのものの話題が三年に一度くらいの頻度でしかわたしの周りで発生しないので、わたしはイコちゃんをカモノハシと知る機会が訪れようともその直後にはその事実を忘れてしまい、時が経ちまた同じ衝撃を受けるまで憶えていないということなのである。衝撃の事実を知ったとき、「ああ、まえにも同じことで衝撃を受けたな」ということは憶えているが、その衝撃を受けた内容を忘れてしまっているので、何度も同じことを繰り返すのである。

 いい加減憶えたら? という話であるが、別に誰に迷惑を掛けたわけでもないのでまったく構うことはないと自負している。


 余談であるが、ICOCAの初代CMキャラクターは仲間由紀恵さんだった。仲間由紀恵さんが、「ICOCAでいこか~」などと言ってICOCAの宣伝を務めていたわけである。

 あんな綺麗な人が! ICOCAでいこか~とか言ってたんですよ! 仲間由紀恵さんみたいな人がICOCAでいこかとか! ICOCAでいこ

以上。

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