19,300円の27%を計算してください、の段
仕事で、割合の計算をすることがあります。この、算数と数学が壊滅的だったわたしがです。読者のかたにとっては、そんなことは知ったこっちゃねえ、の学生時代のわが身の上です。
ともかくも、あるとき出合ったこの計算。
19,300円の27%……なんとも目の滑る数字ではありませんか。20,000円の30%でいいじゃん、とかバカなことを思ったわたしは、このあともバカでした。19,300円の27%引きを計算していたのです。理屈から言やあ、こっちの方が難しいはずです。
まず、
20,000円の1%は、200円ですよね。200円×30で、6,000円が答えです。
そもそも、こんな回りくどい計算の仕方ではなく、20,000円に0.3を掛ければ仕舞いです。
0.3とはどこから出てくる数字なのでしょうか、100分の30ですよね、例外なく。
偉そうに言っていますが、これは今後は間違えるなよというわたしのバカさ加減への戒めです。
つまり、20,000円×100分の30 という計算式なわけです。これを、19,300円に変換すれば言いだけの話ですよね。どうしてか、1から0.27を引いてしまったのです。それは安売りのときに使う計算式だよ! って話です。
式で書くと……
※①19,300円×(100分の100-100分の27)
=19,300円×(1-0.27)
=19,300円×0.73
=14,089円
となります。
何の疑いもなく、これで資料を提出したんですね。けれども、全体で計算するとどうやっても本来の数字と合わないのです。間違っているんだから当たり前です。
何時間も数字と資料と格闘した挙句、紙に書いていた※①の式を見つけたのです。はい、バカです。
原因は、「割合の計算ってなんだかややこしい」という苦手意識が引き起こしたものです。そう思わずに、20,000円の30%を出す要領で構わないから、19,300円の1%×27と計算しておけば、何も問題はなかったのです。算数は苦手なのに、一回で全部やってしまおうとするから結果時間を無駄に使うはめになるんですな。
正しくは、
19,300円×0.27=5,211円
でした。
ちなみに、19,300円の27%増しは、
19,300円×(100分の100+100分の27)
=19,300円×1.27
=24,511円
です。消費税の計算と同じですね!
も、もう間違えないゾ!
どこが、ぼやぼやなんやろ……。めっちゃ目ぇ覚めたわ。