高二のとき国語の教科書で読んだ話で、の段
前回の段ではお騒がせ致しました。さて、気を取り直し、新しい話をば。
高校二年生のときに、国語の教科書で読んだ物語で今でも印象に残っているものがあります。
んが、題名は忘れました。悔しいことに。もし分かれば探して読みたいのになあ。
それはともかく、どんな内容だったかといえば。(うろ覚え)
海外の作品で、確かロシア。いや、違うかも知れん。鍵や扉を閉めるという描写が頻繁に出てきたように思います。
第二次大戦中か、何か大きな戦争のさなか、二人の兄妹が屋敷に暮らしていました。父母はいなかったはずです。
で、あるとき兄妹が暮らす家の玄関の扉が開かなくなってしまいます。あるいは自主的に閉めてしまったか。それで、外へ出られなくなります。それから屋敷の部屋の扉が外側に面している部屋から順々に閉まっていってしまいます。兄妹はどんどん他の部屋へ移動できなくなりますが、しかしそれでも外へ出ようとはしません。むしろ二人はそれで良いと思っているような内容だったと思います。
とうとう最後の一つ残った部屋で暮らすしかなくなり、そこも鍵を掛けたか扉が閉まってしまうというラストでした。
で、なぜ家の扉や鍵がすべて閉まって兄妹は外へ出られなくなったのか。
ずばり近親相姦していたから、綺麗にいえば兄妹が愛し合ってしまったから外へ出られなくなったんです。
じつは本題はここから。
授業でその話を読んだときに、先生が生徒に質問されました。なぜ家の扉は閉まっていったのかと。
で、答えが上記だったんです。
わたしはそこでキレました。そんなもん、大体分かるわ! なんて予定調和な物語なんだと。もしかしたら近親相姦かも知れんと思っていたが、いやいやそこはもっと他に理由があるに決まっている、なんたって高等教育の国語の教科書に載るくらいなんだからなっ、そんな中学生でも分かるレベルの問題を出してもらっちゃ困る、チチチと。
でも正解は、二人が近親相姦をしていて周囲の目から遠ざかるためだったんです。
だから分かっとるわい! と授業が終わったあと、友達に散々文句を言ったのを憶えています。その後もやたらとその物語の解釈に反発していた気がします。なんて面倒くさいヤツ。
でも今だったら大好物の話なんですがねー。それによくよく考えれば深い話なんじゃないかと。なぜあんなに毛を逆立てて怒っていたのか。思春期の思考は今もって謎である。
作者も作品名も忘れてしまい、残念至極な次第です。なんとか探してもう一度読んでみたいなあ。
と、思う今日この頃。




