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南海トラフ巨大地震防災条例制定へ/大阪市

阪神淡路大震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。



 1995年1月17日の阪神淡路大震災から、来年で20年となります。震災後の95年度に生まれた子ども達が成人を迎える年ともなります。風化しつつあるといえるあの震災を体験した一人として、決して忘れてはならないと思います。地震の恐怖、命の尊さを心に刻みます。



 大阪市が、先日開いた防災会議において、南海トラフ巨大地震などの大規模災害に備え、市民や民間企業へ防災対策等を求める内容を盛り込んだ条例を制定する方針を固めました。今秋9月を目標としています。

 

 南海トラフ巨大地震とは、日本列島の太平洋沖、南海トラフ沿いの広い震源域で連動して起こると警戒されているマグニチュード(M)9級の巨大地震のことをいいます。震源域を静岡県駿河湾から九州の日向灘までと想定しています。

 

 内閣府が昨年8月に公表した「南海トラフ巨大地震被害想定(第二次報告)」によると、南海・東南海・南海地震が同時発生し、津波が大きくなる断層も連動すると想定した場合、死者は最大で32万人・全壊棟238万棟にも及ぶそうです。その規模は、東日本大震災の10倍を超えるという予測を出しています。(ただし、今後の対策如何によって被害は減少させることが可能)

 この被害想定に基づき、震源域に該当する各府県において被害想定がなされました。大阪府も被害想定を発表し、それによると最大で死者は13万人にも及びます。そして驚くべきことに、そのうちの9割(およそ11万7千人)が大阪市内での死者数だというのです。これは大変な数字です。

 大阪市はわたしにとって大変馴染み深い土地で、頻繁に遊びに行く場所です。ですから、まったく他人事ではありません。


 大阪市の人口は約260万人です。そのうちの11万7千人というと4.5%に相当します。

 大阪市の人口で11万7千人というと、もっとも近い数字なのは15才から19才までの人口です。男女合わせて11万497人です。(平成25年10月1日現在統計)

 大阪市の15才から19才までの人がすべて亡くなる数と考えると、本当に恐ろしい数字です。


 南海トラフ地震が発生すると津波も発生します。

 大阪湾から淀川を伝って水が市内へ押し寄せます。地震発生からおよそ二時間後の想定です。

 大阪市は、地下鉄が網羅的に走っていますので、地下鉄の出入り口へ水が流れ、地下街は冠水します。地下鉄の出入り口は約400箇所あり、そのほとんどから水が地下へ流れると想定されています。なお現在、地下鉄および地下街の津波対策はほぼなされておらず、これは喫緊きっきんの課題であります。

 今回、大阪市が大規模地震への防災条例を制定するとしたことで、南海トラフ地震震源域内に生活基盤をおく一人として、改めて防災意識を高めるとともに今後の国や自治体の災害対策を注視していくべきだと思いました。

 

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