危険は潜む、の段
潜んでいます。街中に。
昔、アルバイトをしていたときに、アルバイトからの帰り道、男に声を掛けられました。
時刻は14時でした。
真昼間の線路沿いの開けた道です。
でもそのときは偶然人通りがなく、そいつはわたしの顔をみて足を止めたのです。
学生なのか、社会人なのか、どこへ行くのか、年はいくつか、しつこく聞かれ、ずっとついてこられました。
駅までちょっと距離があったので、走り出そうか迷ってるうちに、諦めてそいつはどっか行きました。
滅茶苦茶、気持ちが悪かったです。それに油断していました。
こんな昼間にこんな場所でまさかそんなこと、と。起こるわけないなんて当然のように思っていました。
ついてこられたとき、一瞬頭をよぎったのは
「ナイフ持ってたらどうしよう……」ってことでした。
そんなこと考えてる間に、早く逃げろって後で思ったですが、なぜかそのときは走り出せなかったのです。
昼間やから、開けた道やから、なんて関係ないですね。
今度そうした。ことがあったら、今度こそ走って逃げようと、昨今のニュースを見ていて思いました。
理不尽にも命さえ奪われてしまうような事件が起こる社会です。気のつけようもないという不条理さに憤りを感じます。




