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バトン  作者: あかさせ
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鼓動とピストルの音

この物語はとある4人が男子4×100メートルリレーで日本が金メダルを取るまでの話。


俺は今府大会決勝にいる!。

8位中の6位までの入賞者に全国全国大会が決まるが、俺は今日ここに優勝を狙いに来た。


ただここで優勝するためには「あいつ」に勝たなくてはならない、ライバルの西山湊だ。


湊はスタートが武器だ、前半が強い。

湊のスタートはすごい、レースを見ると湊だけ一際低いスタートで飛び出る。

加えて俺は後半型だから、スタートをして顔を上げると湊が遠くにいる。


湊とはタイムが近いから、記録会で一緒の組によくなるし、大会の決勝とかで一緒に走ることがよくあるから、湊と勝負する数は多い、でも、湊に勝てたのは一度しかない、この前の市大会でも…湊に負けた。


だからこそ今日、湊に勝ち優勝したい!。


決勝が近づく、自分の心臓の音がよ〜く聞こえる、正直落ち着かない。


「おいおい緊張しすぎだろ笑!頑張れよ!」 

(ボスンッ)

そう言って俺の背中を叩いてくれるのは、同じ高校で陸上部の友達の高橋晴人だ。

「おう!その応援のおかげで絶対勝てるわ!」


勢いのままの言葉は、少し緊張を和らげた気がする


こうもしているあいだにもう決勝の時だ。

自分の心臓の音がうるさい、深呼吸をしたって体が落ち着かないや。


(On Your Marks) 

スタートについた。

スタート直前の静寂は、自分の鼓動が良く聞こえる。

一度深呼吸をする、やっぱ深呼吸じゃ無理だわ

隣のレーン湊がいる、勝ちたい

(set)

スタートを構えた。

僕の音はどんどんうるさくなる。


そして…自分の鼓動と共に聞こえた音はピストルの音だった

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