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偽悪役令嬢は幸せになりたい  作者: rinda
第一章
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第1話



 すみませんストーリーが納得がいかなかったのでかなり変更します。



 



 凍えるような寒さのある日、 

 私は部屋で、本を読んでいた。


 私、エリーナ・キャリルは物語で出てくるような人物だ。


 母のアリスが亡くなってからということで、父のクリスはすぐに別の女の人と結婚した。私はこれを聞いて驚きを隠せなかった。

 私のお母様は大事じゃなかったのに、なんですぐ結婚なんてできるんだろう。

 意味がわからないと怒りと悲しみで震えていた。


 そして最悪な日々が始まった。

 父が再婚した人には、子供がいた。


 リディア、私にとって悪以外はないだろうと思う。


 リディアは私よりも3歳年上で遥かに優秀で背が高く、美しかった。


 なので不器用でかわいくないと言われている私よりも父はリディアの方をかわいがった。

 そしてリディアは私の部屋だったところをリディアが使うことになった。

 私は部屋を追い出され、代わりにとこの家の地下の薄暗く寒い部屋を使うことになった。


 ご飯は2日に1回のみでパン1かけらとスープはスプーン1杯。

 たまに1週間ぐらい食べれないときもあった。

 それで私の体はやせ細り、体全体には傷やあざだらけになった。


 リディアとリディアの母フラルは私をいじめた。

 少し言う事を聞かなかっただけで殴ったり、叩いたり、蹴ったりした。

 すごく怒っているとナイフで足や腕を傷つけたり熱湯を浴びせて火傷させたりした。

 その火傷の傷は今でも背中に残っていて痛い。


 それでも私には希望があった。

 リズは私の小さい頃からのお世話係である。

 熱湯を浴びせて火傷したときは直接父に文句を言ってくれたり、ご飯をこっそり持ってきてくれたり、怪我をさせられたときには消毒や絆創膏などを用意してくれた。

 私にとってお母様がいなくなっても頑張っていけた大きな要因になっていた人だ。


 しかしそんな希望は突如として砕け散った。


 あるときめずらしく父に呼ばれたので行ってみたらリズを解任したと言った。

 そのとき私は泣き崩れた。

 解任されたのは私のせいだと。私に優しくしてくれていたからだと悟った。

 そんなときにもリディアとフラルは私のことを笑っていたがそれどころではなかった。


 心がずたずたになった。


 もう私は無理なのだと、リズがいなきゃ私は。

 リズがいなくなってからというものリディアとフラルの嫌がらせは酷くなった。

 ご飯は5日に1回しか食べられないし、叩いたり蹴ったりする回数も増えた。

 リズがいつも私を守っていてくれたんだなと思った。

 でもリズはもういない。


 そう思うとまた泣きたくなってきた。

 そしてリディアは学園での課題が面倒くさいからと私にやらせて終わらなかったり、間違ってたりすれば叩かれた。


 父は父の家の仕事を私にほとんどやらせた。


 私が12歳なった頃。

 学園に行くことができる年齢にはなったが行かしてくれなかった。

 行けても1ヶ月に1回程度しか学園に行くことを許さなかった。

 学園に来たときは来たときでリディアが変な噂を流したのか。

「お前がリディア様をいじめているというエリーナだな。」と言われ殴られたりもした。


 違いますと言ってもお前なんかの言葉なんて信じれるかとさらに殴られた。

 そんなこともあって学園では悪口しか言われず、友達なんてものはできやしなかった。


 そんなことがあってすぐに卒業のシーズンに入った。

 真面目に授業を受けてはいたが1ヶ月に1回しか来てないのに卒業なんてできるのかななんて思っていたけど、そこは汚名が家につくのでと学園に卒業だけはできるようにしてくれたみたいだ。

 別にそんなことだけ気を効かせても意味がない。


 いちおうテストは学年1位を取ったことがあるし、卒業できないことは無いとは思う。

 まあ学年1位を取ったらなぜかリディアに「もう少し順位を落としなさいよ。」と怒られた。


 すごく理不尽だと思う。

 そんなことがあっても私は本を読み続けていた。

 私は本が好きだ。

 小さい頃からそれぐらいしかすることがなかったし、本は嘘をつかないし殴ったり、叩いたりなんてしない。

 あと本を読んでいるときはとっても幸せな気持ちになれる。

 本を読んでいるときだけは嫌なことを忘れて物語の世界に入り込める。


 勉強は好きではないけど、リディアや父が課題や仕事をこっちに持ってくるので頑張って勉強した。

 そんなことを思い出していると使用人が来た。

 私を汚らわしいものみたいに見ている。

 まあ仕方がない体一ヶ月洗っていないから。


 旦那様が呼んでるわと言われた。

 なんだろう大体呼ばれることは仕事を押し付けられたりするぐらいでいいことはない。

 まあ今回もいつもの仕事だろうと思って、父の部屋まで来た。


 するといつもどうりリディアとフラルが来て

 まあなんて汚い格好なんでしょうか。薄汚れたドレスを着て、床が汚れちゃうじゃない、と言われた。


 正直私は悪くないと思う。

 体を拭いたりできるのは1ヶ月に1回の学園に行く日だけだったので、汚れているのは日常茶飯事である。

 しかしそれを言うとまた殴ったり、叩いたりしてくるので心のなかに収めておく。


 大変申し訳ございませんでした。というとリディアとフラルは鼻で笑って早く部屋に入りなさい。と言った。


「失礼します。」


「要件は何でしょうか。」


 なんだかいつもと空気が違う。

 不穏な空気に冷や汗が出る。


「ああ、要件はな。」


「お前にはリディアの代わりに他領のクロス王子に嫁いでもらう。」




 新しいシリーズを書きました。

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