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【詩集】Shangri-La

夏・ピアノ

作者: 野鶴善明


 ピアノを奏でる

 あなたの白い胸元

 細い指の滑らかな動き

 水のボールが浮かぶように

 夢の音があふれる


 窓の向こうで揺れる夏

 すべてを包む陽射し

 笑顔の咲くひまわり

 季節を急ぐ蝉の声

 ピアノの音に耳を傾けながら

 光を見渡す


  あなたと二人きりなのに

  あなたの肩に手を置きたいのに

  触れてしまえば

  なにかが壊れてしまいそうで

  あなたを見つめてる

  ただ見つめてる


 風を孕んだ白いカーテン

 心に吹き抜けるのは

 あなたへの想い

 ふたりの希望

 遠くまでつづく未来

 教会の尖塔がきらりと光った


 ピアノを奏でる

 あなたの白い胸元

 細い指の滑らかな動き

 水のボールが浮かぶように

 愛の音があふれてる


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