古代魔法の謎・2
前話と一緒にした方が良かったかもしれないと、今更思っています。短い…。
翌日、午後からは王妃教育が入っている為午前中の早い時間からアルに来てもらい昨日の出来事をアルに伝えた。
「ええ?!本当か?じゃあ全ての魔法陣に要らない文字が入っているってことなのか?そんな馬鹿な…。発動に必要ないなら安定の為とかか?」
「いいえ。守りの魔法を中心に検証したけれど、強度も効果時間も全く一緒だったわ。」
「一体どういう事だ?何のために…」
二人で仮説を考えたが、仮説さえ出て来ない。
「なあ、その実験って護符で試したんだよな?」
「そうよ。」
「魔法陣を見えなくする効果…とか?」
ぼそっと呟いたアルの言葉に私も同じことを思った事をつげた。
「護符だから見えなくする効果が意味ないって事なのか?」
「本来の魔道具との違いは見えないだけじゃないわ。魔法効率も性能も全然違う。もしも見えないだけじゃなくて、効果を底上げするような効果を持っているのなら…。」
「じゃあ何で護符では効果を発揮しないんだ?護符だけじゃない、従来の現代魔法のやり方で魔鉱石に刻んでも、護符と効果は全く同じで古代魔法の本来の性能とは遠く及ばない。」
「そこよね。刻み方が違うのは最初から思っていたけど、次の研究課題は魔法文字の効果ではなくて、刻み方を研究した方が早いかもしれない。」
「そうだな、これだけ色々試しても何の反応も示さなかった魔法文字だ。ちょっと考え方を変えよう。」
それからアルと、どう魔鉱石に魔法陣を刻むかを話し合った。
いくつか考えたけれど材料も時間も足りないので、アルが続きを引き継ぎ私は泣く泣く王妃教育の為に登城した。




