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008 魔法を習う2

この日から、ドラゴンの特訓が始まった。

何年もかけて覚えた魔法は以下の通り。


・重力魔法

 現状の重力が6で、最小が0最大が20。

 使用魔力は無し。お願いするだけ。

 ちなみにドラゴンが空を飛ぶ時に使用しているんだって。だから正確には飛ぶと言うよりも跳ぶ。

 羽根は姿勢制御と滑空の為に使うんだそうだ。


・鑑定魔法

 使用魔力は、ほんの少し。

 ドラゴン曰く「これは神のメモ帳を読む魔法」との事。

 膨大に作り上げた物の全てを把握するのは難しいから、作る時に必ずメモするのだとか。

 鑑定魔法はそれを読む事が出来る魔法らしい。

 ただし流用している物もあるため「これは薬草。C76KBの世界の物と同じ」とか書かれている場合もある。

 鑑定魔法のレベルを上げれば、裏設定まで読めるようになるとか。

 現在の俺のレベルは2。上げ方はドラゴンでも知らないらしい。

 ちなみに人物を鑑定すると「人族の男性」って感じ。名前や職業や強さとかはメモられてないので判らないってさ。


・火を吐く魔法

 使用魔力は無し。

 これも精霊との契約だった。

 こちらは年に一度、カブチという果物を2つ捧げると決まった。

 カブチとはイチジクのような果物。

 何で精霊は食べ物を欲しがるか聞いたんだけど、どうやら捧げてもらわないと入手出来ないらしい。

 作っている物や成っている物は次元が違うので取れないんだってさ。

 ちなみに火や炎の出る場所や形状に規定は無いそうなので、ファイヤーアローのようにしてみた。

 温度も自由自在だと言うので、青い火にした。青いファイヤーアロー。中二心をくすぐるぜ!


・防御魔法

 使用魔力は結構多く、使いっぱなしにすると2日で俺の魔力が枯渇するくらい。

 理由は簡単で、俺の魔力を俺の周囲に纏わせるからだ。

 これによって、物理攻撃や魔法攻撃を弾き返せる。

 勿論対抗策もある。俺の最大魔力を上回る程の攻撃なら貫通するのだ。

 試しにドラゴンにデコピンしてと頼んだら吹っ飛んだ。

 解除するまで切れないので、寝ている時に使用している。

 蚊に刺される事が無いのでありがたい魔法です。


・温度を操る魔法

 こちらも精霊との契約なので使用魔力無し。

 10000℃から-273℃に出来るらしい。

 絶対零度とか使わないんだけどさ。

 ちなみに捧げ物は年に一度チーズ2切れ。

 日本で言うスライスチーズ2枚程度。安い。


・次元を渡る魔法

 これは正確には、覚えられなかった。というか使えなかった。

 人の身では次元を超えるのに耐えられない。

 しかし異世界には行けなかったが移動に使える事が判明。

 自身の場所から100歩の所、と指定すればそれだけ瞬間移動出来る。移動先に物があったら微妙にズレる親切設計。

 使用魔力は膨大。1回で俺の魔力の半分が無くなる。


・収納魔法

 これが最後に覚えた魔法。

 次元を渡る魔法の応用になる。

 任意の次元を自身の荷物入れにしてそこに入れるだけ。

 正確にはパラレルワールドだと思えばOK。時間の進みが異常に遅い次元を探すのが大変だった。

 使用魔力は少し。出す時も入れる時も魔力を使用する。

 ちなみに放り込めば整理してくれる、なんて便利なものじゃない。

 なので自分で整理する必要がある。今は袋に入れてから入れてる。

 分かりやすく言えば、マインクラ○トのシェルカーボ○クスみたいな感じだ。

 マイン○ラフトやってないから判らない? ググってみようか。



ドラゴンは魔法が趣味らしく、俺が「~~みたいだな」とか言うと『どういう事だ?』と聞いてくる。

なので前世の知識を披露してたら、新しい魔法を作ってしまった。

どれだけ万能なんだよ、ドラゴン。


その魔法は俺も覚えた。というか覚えさせられた。


・空気を操る魔法

 これも精霊との契約。

 ドラゴンが他の精霊に頼み込んで連れてきてもらってた。

 契約は揉めに揉めて、2日間話し合いをしてた。

 結果、ドラゴンは年に一度ドラゴンが持ってきた木の実を1つ、俺は年に一度カブチを2つ、と決まった。

 火を司る精霊とカブるんですけどー。



ま、これでやっと一段落。

なのでドラゴンに頼まれたお使いに行こうと思っている。

ここでドラゴンと探求してても良いんだけど、人の街に行って調理器具くらい手に入れたい。

調味料も欲しい。


「ところでドラゴンさん。街に行くのは良いんだけど、俺、裸なんだけどさ」

『人の服なんぞ、持っておらぬ』

「マジか~」

『持っていく鎧を一時的に着てれば良いだろう?』

「裸に鎧とか、冷たいし当たると痛いし、何より変態じゃないか!」

『裸よりマシ』


くっ、究極の選択だ!

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