031 どうしよう?
王城。お城。王族の住む所。政治の中枢。
俺に何の用なのだろうか?
……
…………
いや、判ってるよ。
領主さんが報告したからでしょ。
ドラゴンでしょ、ドラゴン。
行って説明して、魔法を見せて、って流れでしょ?
で、何故かわがままなバカな王子が出てきて、信じない認めないとか言い出すアレでしょ?
はっ! もしかしたら婚約破棄されるかも?!
……と、バカバカしい妄想は置いといて。
城に行って、王様から学者になる道を貰うってのはアリだな。
ただし、この国に所属しろと言われそうだけど。
まぁ身分的には所属してるんだけど、そうじゃなくて城仕えになれって事。
別に良いんだけどさ、今は困る。
何故なら、今はダンジョンに行きたいから!
ダンジョンを体験してからなら構わないんだけどなぁ。
もし城仕えになったら、魔法を教える仕事ばかりで出かけられなくなりそう。
ついでに言えば、ドラゴン付きと思われてるなら、他国に行く事も許されない感じがする。
よし。
ここは後日って事にしよう。
ダンジョンに行って、帰ってからって事で。
「え~と、断ります」
「………………えっ?」
「行きません」
「な、なな、何でですか?!」
「いや、絶対に行かない訳じゃないんですよ? ちょっと用事がありまして。
それが終わってからなら行きます」
「陛下お会いするよりも大事な要件でしょうか?!」
「そう……ですね。自分にとって、そっちの方が重要ですね」
だってさ、研究所は逃げないじゃん。
それ言ったらダンジョンも逃げないんだけど。
ほら、ラノベであるじゃん。ダンジョンコアを壊したらダンジョンが死ぬとか。
そうなったら困るので、先に行きたい。
研究所は後になるほど、新しい発見をしている可能性もあるし。
俺はね、自分で発見しなくても良いんだよ。教えてもらえるなら。
人間一人で全てのジャンルを網羅するのは不可能だろ?
専門家が居るなら、その人に聞いた方が早い。
ただし、ダンジョンのような体験出来る物はやりたい。
微生物が居るって知ってても、顕微鏡で見れるなら見たいってのと同じだ。
「お願いします! 行きましょうよ!」
「行きますって。用事が終わったら」
「それはいつ終わるのですか? 1時間後?」
「そうですねぇ……最短で1~2ヶ月くらいですか?」
「長すぎますーーーっ!」
ダメなのかなぁ。
あっ、そうだ、ドラゴンを言い訳にしよう。
ちょっと卑怯だけど、そうすれば向こうも強気に来れないだろう。
「ドラゴンから頼まれている事もありますので」
「それについては承知しています。冒険者達の遺産ですよね?
それについては城の方で預かり査定してお支払いする事になっております」
まさか既に話されていたか!
断りにくくなったなぁ。
ま、武器や防具が処分出来るのならありがたい。
う~ん。もう言い訳のネタが尽きた。
「とにかく、お断りします。必ず後日行きますんで」
「後日が遠すぎます!」
「良いじゃないですか。断られたって報告するだけですよ?」
「その報告がマズいんですって!
そんな報告をしたら『断られるとお前の頼み方が悪いからだ!』言われクビになるんです!」
そんな上司の下で働いているのか……。
パワハラだと思いま~す。
しかし、迷惑をかけるのも本意じゃない。
「じゃあ、こうしましょう」
「なんですか? 一緒に来てくれますか?!」
「違いますって! 手紙を書きます」
「て、手紙ですか?」
何故か左足のかかとに痛みが。
土曜日に病院に行ったのですが、一向に収まらず。
今日も病院に行きます。
すみませんが、投稿は治るまで途切れます。ご了承下さい。




