表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伯爵令嬢、溺愛される  作者: 深海
7/19

仕立て屋とドレス

少し短めです。

アンネリーゼは悩んでいた。

侍女メアリーと、近々いらっしゃる殿下に会う時のドレスのことで


「アンネリーゼ様、最近の流行りはこの形です」

「私の好みではないのだけれども」


体のラインがハッキリしているドレスが現在流行りで、アンネリーゼが普段好んでるドレスはふんわりしているものが多い。


「デザイナーが1時間後にくる約束はしているので案を出して頂きましょう」

「そうね」


伯爵家愛用している仕立て屋が、

現在、とても人気で予約取るのが難しいらしい

名前を出せばすぐと言ってくれるけれども


「やはり、そろそろシーズンですからね、早めに仕立てたい方が多いのでしょうね」

「シーズン」

「アンネリーゼ様はもう、殿下という素晴らしい殿方がいらっしゃいますが、世のご令嬢は出会いを求めて必死ですのよ」

「まだ本当に結婚できるかわからないじゃない」

「ほぼ、決定じゃないですか」

「まだ婚約、破棄することもありえなくはないわ」


双方の相性がまだいいとはわかっていない。

出来るだけ控えめに、慎重に行動しなくては


考えてる最中、こんこんと部屋のドアからノック音が聞こえてきた。

どうぞと返事をし、メイドが失礼します、デザイナーのニーナ様がいらっしゃいましたが、お通しても?と


頷き、デザイナー、ニーナが入室した。


ニーナ

最近、伯爵領に限らず、王都にも人気のデザイナーだ

斬新かつお洒落なドレスやスーツ。

お客様の声を聞きつつ作成するので時間はかかるが、安心して任せられる。


「お嬢様、ごきげんよう、早速ですが、今回仕立てるのはシーズンのドレスでしょうか?」

「アンネリーゼ様、シーズンのドレスもニーナさんにお任せしたいと言っていますが、別件でお願いしたいことがあるとおっしゃっております」

「あら?てっきりシーズンのドレスのことかと、どんなものをご必要です?」

「ドレスにはドレスですが、王宮に通用するようなドレスを」

「あら、あら、王宮?アンネリーゼお嬢様、まさか」

「殿下と婚約されたので」

「!それはおめでとうございます。最優先にやらさせていただきますわ」


ニーナは採寸と王宮の流行りのドレスのパターン、社交界時代の流行りのドレスの違いを比較を出し、アンネリーゼの納得出来るドレス案を出してきた


「参内する時はプリンセスラインでおすすめしたいですが、動き回られるとしたら、スカートの部分を控えめにしてAラインにしてはいいかがかと」


「ドレスの色は殿下の瞳の色のサファイアブルーに致しましょう」

「メアリー」

「あえてこういうことをやるんですよ!アンネリーゼ様!」


瞳の色をドレスにするなんて...


「お嬢様の金色に合うかもしれませんね、サファイアブルー」


ニーナは頷き、色は賛成した。

それからフリルやリボンなどを話し合い、ほぼ決定して、出来上がりを数日後持ってくると去っていった。


ニーナが帰ったあと

お父様とお兄様が帰ってきて


「アンネリーゼ、殿下が1週間後に伯爵領にいらっしゃると」


1週間後、ドレスができる頃に殿下がいらっしゃる...


数週間ぶりの殿下、お元気かしら?

なかなかの進まなさ具合ですね

超展開ならないようにゆっくり進んでます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ