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ヴァルカンの復活

レド「すまんがここで分かれよう。サヤはラグナのところへ行け。俺には用事がある。」


サヤ「う…うん。わかった。」


少し残念そうにサヤは行った。レドはサヤのほほに触れ、


レド「必ずまた会おう。」


そういい、小走りでレドは去っていった。サヤは再び顔を赤らめる。


サヤ「人間不信の私でもなにか…信用できるなにかが…彼にはある。彼なら…私の友達に…」


悶々としながらサヤはラグナのもとへと向かった。


サヤ「ラ、ラグナ。待って。」


ラグナ「ん?おお、サヤか。どうだ?あいつのハート盗めたか?」


サヤ「ふざけないで。彼の仲間を探そう。カジノの鍵を持ってるって。」


ラグナ「そういうことならしょうがないな。探すとするか。レドのパートナーを。」


'パートナー'という言葉に少し胸のモヤモヤを覚えたサヤだったが、本人は気づいていないようだった。



一方、サヤとラグナが所属する組織の本部では…


オルガナ「クリス!?本当にクリスなのかね?」


クリス「あぁ、雪山の調査に向かっていた。なにかあったのか?」


ナタリア「そうよ。私達が任務に行ったの忘れちゃったの?」


オルガナ「なにがあったもなにも…クリス、ナタリア。お前たちの反応が海上で途絶えた      と連絡があり、サヤとラグナをむかわせたんだ。まさか…それがトラップだっ      たとはな。これは緊急事態だ。クリス、ナタリア。悪いがすぐに二人の救助       に向かってくれ。私達は本部でなにか裏で糸を引いている人物を探す。」


クリス・ナタリア「了解、ボス。」


二人はラ・タリータへとヘリコプターで向かった。


本部では大忙し。例の対バイオテロ組織について、復活したテロ組織について調べているとそこに一件の映像が送りつけられてきた。


ガスマスクの人物「やぁ、オルガナ。それと部下のものたちよ。私達はヴァルカン。これ          をみたまえ。」


そういうとガスマスクの人物は水槽に緑色の液体を入れた。すると、水槽の魚達が暴れ狂いまさに人食いザメのように変貌した。


ヴァルカンのリーダー「これを我々は海に放つ。そうすれば世界の三分の一の海がこの            魚たちで溢れかえるだろうな。」


そういい、ヴァルカンのリーダーはガスマスクを外した。


ヴァルカンのリーダー「私は…ガルタナ。この世界を支配するもの。ヴァルカンの掲げる            世界は強者の世界なり。弱き物は捨て、強きものだけを生かす            のだ。さぁ神よ…この世界に祝福を。」


そしてビデオは終わった。予想を上回る世界の危機に陥ってなおオルガナは冷静だった。


オルガナ「おそらくウイルスが保管されているのはラ・タリータだろう。サヤとラグナが      誘導されたことを考えると裏で誰かが手助けをしてくれているともとれる。       応援を要請する。ただちにラ・タリータへと向かえ!」


オルガナは頭を抱えた。テロ組織復活が本当であり、しかも'あの'対バイオテロ組織と手を組んでいるという証拠が掴めないことに焦っているのだ。


オルガナ「モーガンめ…こうなることがわかっていたとでもいうのか!?くそっガルタナ      とモーガンが繋がっていることさえわかれば……!!」


そんなオルガナに一つの電話がかかってきた。


謎の人物「ヴァルカン復活は嘘だ。詳しい話はこの内容が聞かれない場所で話そう。」


そしてオルガナはその電話の可能性に賭け、自身の部屋へとむかうのであった…

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